サントリーホールディングス株式会社

2025-12-17

  • VC・CVC

  • 投資管理

  • LP投資管理

必要なデータは全てsmartroundに集約。CVCとLP投資、両方への導入でモニタリング体制を構築。

サントリーホールディングス株式会社 大窪 信一さん、上嶋 香菜さん

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今回はサントリーホールディングス株式会社未来事業開発部にて投資管理を担当している大窪 信一さんと上嶋 香菜さんに、smartround導入の経緯やスタートアップの投資管理・LP投資機能における活用方法、そして今後の展望についてお話を伺いました。

※記載の状況は取材当時(2025年11月12日)のものです。

サントリーホールディングス株式会社未来事業開発部について

2021年6月、サントリーホールディングス株式会社においてCVC機能をもつ、未来事業開発部を設立。フードテック、ヘルス&ウエルネス、サステナビリティ、AI・データ・XR(顧客体験向上)の4領域を中心に、スタートアップへの出資を行っている。自身がCVCとなって出資するだけでなく、LP出資も実施。

URL:https://www.suntory.co.jp/company/future/

大窪 信一さんプロフィール

1984年生まれ、宮崎県出身。2009年にサントリーに入社。スピリッツ事業部やグローバル事業推進部等を経て、現在は未来事業開発部で部の運営や予算管理のほか、出資担当としてプロジェクトの企画運営に携わる。

上嶋 香菜さんプロフィール

1995年生まれ、千葉県出身。2018年にサントリーに入社。営業、人材戦略本部等を経て、現在は未来事業開発部で部の運営や出資先の管理業務等に従事している。

サマリー

・投資管理smartroundで直接投資先のモニタリング体制を構築。工数を最小限に抑え、異動があっても継続可能な体制を実現。

・LP投資管理smartroundで投資先データを一元管理。投資先VCとの対話の質が向上し、社内報告もスムーズに。

・「smartroundを開けば大丈夫」という体制で心理的負担も時間の負荷も軽減。生まれたリソースでソーシングなどの戦略的、本質的な業務に集中できるように。

直接投資とLP投資の両輪でスタートアップとのシナジーを生み出す。

――サントリーの投資事業について、改めて教えてください。

上嶋 香菜さん(以下、上嶋):スタートアップ投資を担う未来事業開発部は「いままでを超えた視点と人に寄り添うイノベーションで次のあたりまえを生み出していく」という想いのもと、投資活動を行なっています。

出資領域は「フードテック」「ヘルス&ウエルネス」「サステナビリティ」「AI・データ・XR(※編注:顧客体験向上)」の4つで、出資件数は各領域で同程度です。

出資の目的は戦略リターン、事業シナジーの創出で、新しいビジネスに繋げられる投資先を日々探索しています。

組織としては、いわゆるCVC的な活動をする部署、オープンイノベーションを推進する部署、社内ベンチャーを支援している部署の3つに分かれています。

――事業の中における、お二人の役割について教えてください。

大窪 信一さん(以下、大窪):大まかに言えば、投資実行から管理までを担当しています。

具体的には、先進的なスタートアップを世界中から探索し、企業評価を実施して、出資を行っています。出資後は、出資先の状況をモニタリングし、フォローアップも担当します。その後の事業開発については、別チームが引き継ぐ形で対応しています。LP出資についても、ほぼ同じ形で運営しています。 

ただ、フレキシブルな組織のため、良いと思った投資先があれば自分たちで投資の稟議を上げることもあります。

上嶋:管理している投資先数は、スタートアップ、LP出資ともに約10社ずつです。

smartroundに投資先の情報を全て集約し、社内業務の標準化に成功。

――スマートラウンド導入のきっかけについて教えてください。 

大窪ライフタイムベンチャーズさんからのご紹介がきっかけでした。 

当初はLP投資管理サービスが目的だったのですが、ちょうど投資管理でも出資先が増えてモニタリングの手が回らなくなり、工数削減と仕組み化が課題になっていたタイミングでした。そこで、同時に説明を受けた投資管理smartroundを先に導入しました。

上嶋:私が着任した時のミッションは、自分が異動しても業務が滞りなく回る体制を構築することでした。まだ異動は発生していませんが、事業会社に異動はつきものなので、仕組み化で改善しようという気運があり、現在の活用に至っています。

大窪:Excelだと数式の意味を解読するのに時間がかかってしまいますが、smartroundならここを見れば一括で分かるようになっているという点が大事なんですよね。

本棚のある明るいオフィススペースで、長机に並んで座っている男女。手前の女性は笑顔でノートパソコンを操作しており、奥の男性は腕を組んでリラックスした様子で喋っている。

「部内で出資金額などを知りたい時など、とにかくsmartroundを開いてデータを確認しています。Excelを見るより、数値を引っ張ってきやすいので、社内向けの資料を作成する時も役立っています」と語る上嶋さん(写真右)。

――smartround導入以前はどのように管理していましたか。

大窪:最初はExcelで管理していました。しかし、都度資料を確認しなければならないこと、フォーマットが毎回大幅に変わったりと安定しないこと、通貨や金額の単位も揃っていなかったことなど、整備しようにもどこから手をつけるべきかと手をつけられていない状態でした。

結果として、リアルタイムでモニタリングできておらず、財務状況を正確に把握しきれていませんでした。実は、協業先が資金をショートさせてしまっていたという事件があり、こちらでも事前に検知できるようにしておくことが急務になっていました。

――導入後はどのような変化がありましたか。

大窪:投資先のモニタリング体制を整えることができたため、リアルタイムで数値や状況が把握できるようになりました。

実際には、各社の現預金残高やランウェイを同じ計算ロジックで確認しています。また、社内からカーブアウトした投資先には、会計ツールとsmartroundを連携してもらうことで、常に最新の数値を確認できるような体制にしています。

上嶋:私たちの工数をほとんどかけずに、この体制を維持できているところがいいですよね。今後異動で担当者が変わっても、継続していける仕組みができたと思っています。

LP投資業務も、smartroundで一元管理。社内外のコミュニケーションもより円滑に。

――LP投資管理smartroundはどのように活用していますか。

大窪:投資先VCのTVPI等の指標を一覧で確認でき、他の投資先とも比較しながらモニタリングできるのはありがたいですね。

上嶋:ちょうど昨日も社内の別部署から、投資先の財務状況について確認がありましたが、smartroundで必要な情報をすぐに確認できたため、すぐに報告できました。社内からの問い合わせも多いですが、smartround内のデータが整理されているのはいいですね。

LP投資管理smartroundのデモ画面。各ファンドの出資状況や、TVPI、IRRなどのパフォーマンス指標が一覧表で表示されている。

LP投資管理のファンド一覧画面(※画面はデモ用のものです)。ファンド種別やTVPI、IRRなどを一覧で確認できる。表示項目もカスタマイズ可能なため、自社内で管理しやすいように入れ替えることも可能。

――元々はどのように運用していましたか。

大窪:都度、PDFでもらった決算書をめくって確認していました。頻度は多くないのですが、問い合わせの度に毎回探して、というのが大変でした。

LP投資自体、社内でも初の取り組みだったため、どうモニタリングすべきか、どう管理していくべきか迷っていました。そこにsmartroundを導入してステップアップできた、という感覚です。

――導入後はどのような変化がありましたか。

大窪:投資先VCとのコミュニケーションがより深くできるようになりました。 

例えば、VCのある投資先が上場するというトピックでは、その会社のバリュエーションや実現利益の規模と、VCのポートフォリオを見比べながら、全体のリターンにどの程度影響を与えるかという感覚をしっかり落とし込んだ上で話ができるようになりました。

smartroundを活用することで、VCのポートフォリオの状況をこれまで以上に理解できるようになりました。特に、ポートフォリオ内で各スタートアップがどれくらいの割合を占めているのかについては、日頃からしっかりとチェックしています。そういった情報を元に会話をするとVCとは有意義な議論ができるように思います。

――機関投資家と比較して、事業会社は投資に関する知見が不足しがちという悩みをよく聞きます。LP投資管理機能は、そうしたお悩みを解決することも開発目的の一つでした。

大窪:まさにそこが悩んでいた部分だったため、LP投資管理smartroundの導入で投資に関する解像度を上げられて助かりました。

上嶋:余談ですが、LP投資と投資管理の両方を活用していると、LP投資管理に自社のポートフォリオも登録することができます。自社の直接投資先と他のファンドを比較し、どれくらいのパフォーマンスが出せているか明確に把握できるようになったこともメリットの一つです。

――それ以外では、どのようなメリットがありましたか。

上嶋:管理画面を比較的自由にカスタムできることです。数多くの項目の中から社内でよく聞かれる情報に合わせてカスタマイズできたり、追加して欲しい項目についても柔軟に対応いただける点が他のSaaSと比較したメリットかなと思います。

smartroundに全部必要なデータが揃う安心感。効率化で生まれた時間は、さらに多くの投資先の検討・実行へ。

――投資管理、LP投資管理両方を導入いただいた一番のメリットはなんですか。

上嶋:個人的には工数削減です。手を動かす立場としては、とにかく無駄な作業が減らせることがありがたいですね。投資先からメールが来たときも振り分けるだけで済みますし、投資先に一斉に資料提出の依頼をできるところも便利です。

細かいことではありますが、タスク機能を使うとシステム上でやり取りできるので、メールで資料をもらってダウンロードして、お礼メールを送って、ダウンロードした資料を社内のドライブにアップロードして、デスクトップに残ったダウンロード資料を綺麗にして…という一連の流れが地味に負担になっていたので、こうした部分が効率化されるのは嬉しいです。

大窪:私は、実務部隊の心理的な負荷をなくしてくれているのが、smartroundのコアとなる価値だなと思っています。

smartroundのおかげでデータの可視化、一覧化ができているため、急にファンドの状況について聞かれても、最新の情報を踏まえてすぐ見通しを共有できるようになりました。

緊急の場合でも「とりあえずsmartroundを開けば必要なデータがある」と思える安心感は大きいです。データがきちんとしていれば、説明も自然とロジカルなものになるので、社内にもちゃんと管理していることが伝わります。心理的な安心だけではなく、対応にかかる時間も削減されました。

ミーティングスペースのテーブル席で、顎に手を添えて話を聞いている黒い服の男性。机の上にはノート、ペン、閉じたノートパソコンが置かれている。

タスクの送付機能など、コミュニケーションコストが発生しにくい仕組みになっているのも、スタートアップ側、投資家側双方の負担軽減につながりますよね、と語る大窪さん。

――余った時間はどのように活用されていますか。

大窪:本来やるべき、より戦略的な仕事にフォーカスできるようになりました。私たちは探索と呼んでいますが、投資先となるスタートアップを探す、いわゆるソーシングも時間をかけてできるようになりました。イベントへの参加数なども増やすことができています。

加えて、スタートアップに出資しやすい環境を整えられました。ソーシングの時間を増やせただけでなく、管理にかかる負担もsmartroundで軽減されたので、より積極的に投資先を増やせました。

 ――最後に、導入を迷っている事業会社に向けてコメントをいただけますか。

上嶋:実務部隊として一番おすすめしたいポイントは、同じフォーマットで横並びで財務状況を確認できること、そのデータを整えることに工数がかからないことです。モニタリング作業のような、極力労力をかけたくない部分の工数を圧縮できるところに助けられています。

大窪:時間と心の余白を作ってくれることがsmartroundの最大の価値だと思います。いつも大変ありがたいと感じています。

――ありがとうございました!

上嶋・大窪:こちらこそ、いつもありがとうございます!


本記事でご紹介した機能は投資家向けsmartroundからお使いいただけます。 

他の機能も含めて全体像を知りたい方はこちらの資料をご覧ください!

▼投資管理smartroundの資料はこちら
https://jp.smartround.com/download/download-for-investor

▼LP投資管理の資料はこちら
https://jp.smartround.com/download/download-for-LPinvestment

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