
2026-02-25
スタートアップ
コーポレート代行
スマートラウンドのコーポレート代行で、創業1年目からオーダーメイドのサポートを。
Bluefield Energy株式会社 林 樹一郎さん
「エネルギーの制約から人と社会を解き放つ」をミッションに掲げ、エネルギー領域での電力アグリゲーション事業およびデジタルソリューション開発を展開するBluefield Energy株式会社。今回は最高財務責任者の林 樹一郎さんにコーポレート代行サービス活用のきっかけと活用方法について伺いました。
※記載の状況は取材当時(2026年2月3日)のものです。
Bluefield Energy株式会社について
「エネルギーの制約から人と社会を解き放つ」をミッションに、2024年に創業。日本全国で低圧を含む太陽光発電所の長期運用モデルを推進し、小売電気事業者の精算業務を含むオペレーションのDX化を提供しており、電力システムの安定化とエネルギーの長期安定確保に貢献する事業を展開している。2026年2月にシードラウンドの資金調達をクローズした。資金調達ニュースはこちら:https://bluefieldenergy.co.jp/news/seed-funding-BFE
公式ページ:https://bluefieldenergy.co.jp/
採用サイト:https://hrmos.co/pages/bfe
林 樹一郎さんプロフィール
2013年にSMBC日興証券に入社。リテール営業とリサーチ業務を経て、総合商社へ出向し、ワシントンオフィスで米国の政治経済動向に加え、エネルギー政策や環境規制に関するレポートを執筆。2021年からは事業会社のグリーンボンドやトランジションボンドによる資金調達の支援など投資銀行業務に従事。2025年9月より現職。最高財務責任者を務める。サマリー
・シードラウンドの資金調達対応で実務リソースの限界を感じ、コーポレート代行サービスを導入。
・担当者の業務負担を約30%削減。先回り提案と聞きやすい安心感で心理的負担を大幅に軽減。
・株主総会、取締役会の運用、エンジェル税制対応など、幅広い実務をスケジューリングからサポート。
エネルギー領域でサービスを展開。インフラに近い分野だからこそ、ガバナンスも緻密に。
――貴社の事業内容についてお聞かせください。
Bluefield Energyは、「エネルギーの制約から人と社会を解き放つ」をミッションに掲げ、分散型エネルギーの価値を最大化する2つのサービスを提供しています。
一つ目は「BFアグリ(分散エネルギー最適化・アグリゲーションサービス)」と呼ばれるものです。太陽光発電所、蓄電池、需要家設備など、全国に分散するエネルギーリソース(DER)を統合し、リアルタイム最適化とデータ解析によって、価値を最大化します。

Bluefield Energyの提供するBFアグリの仕組み(画像は公式サイトより引用)。最新のクラウド技術に基づく高速な需給予測、電力取引市場・需給調整市場の制度変更への柔軟な対応、蓄電池を活用したピークカット・市場取引・調整力提供などの高度な制御により、発電所・蓄電池オーナーに、安定かつ拡張性のある収益獲得機会を提供している。
もう一つは「BF Cloud(コーポレートPPA特化型 請求管理クラウド)」と呼ばれる、急拡大するコーポレートPPA市場において、煩雑化しがちな請求業務を一元管理するクラウドシステムです。
発電量データの自動取得・検証や料金計算・請求書発行の自動化、PPAスキームに応じた高度なレート設定、多拠点・長期契約に対応した可変的な管理機能などを揃えております。
大手電力会社を含む複数の電力小売事業者からの要望を受け開発しており、PPA事業のスケールを支える根幹システムとして高い評価をいただいています。
――コーポレート部門の体制についてお聞かせください。
コーポレート部門は正社員が2名います。私が財務・経理を、もう1名が人事・労務を担当しています。資金調達の全体進行は代表取締役・取締役・私の3名で進めていますが、資金調達に付随する実務を含め、財務・経理のオペレーションは実質的に私1名で対応している状況です。当面は現在の体制を継続する予定です。
資金調達をきっかけに、実務リソースの限界を感じて導入を決定。
――サービス導入のきっかけについて教えてください。
シードラウンドの資金調達を、ファーストクローズとファイナルクローズの2回に分けて実施することが決まっており、そのプロセスに必要なコーポレートアクションを漏れなく進められるのか強い不安を感じたことが、導入を検討するきっかけでした。
実際、2025年8月から年末にかけては、ストックオプションの制度構築と発行、資本金増加に伴う減資、エンジェル税制申請、本社移転、定時株主総会など、多くのコーポレートアクションが重なっていました。
これらに加えて資金調達自体も同時進行していたため、タスク量が非常に多く、クローズを2回に分けることで「どの決議事項をいつ行うか」「投資家にどう情報提供するか」といった複雑さも増していました。弁護士や司法書士にお願いする部分もあるものの、それ以外の実務や全体像がつかみ切れず、自分だけで全体を整理しきれるのかという不安は常にありました。
さらに当社は投資家の数が多く、株主とのコミュニケーションを抜け漏れなく行うことの心理的な負担も大きかったです。
――導入前はどのように対応されていたのでしょうか。
責任者であり実務担当者として対応していましたが、実務経験が十分ではなかったため、常に「これで合っているのか」と自問自答し、弁護士の方に逐一確認しつつ進めていました。
サービスの契約前に取り掛かっていたストックオプションの制度構築でも、他社事例や慣例といった細かい部分まで弁護士に相談していたため、タイムチャージがかさんでしまっていました。
――導入の決め手は何でしたか。
事前の面談の中で、こちらの困っていることを伝えれば、整っていない状況でも臨機応変に動いていただけそうだなと感じたことです。中に入って伴走してくれるスタンスも魅力でした。
また、士業の方には聞きにくい細かいポイントを気軽に相談できる点も導入を後押ししました。
導入にあたっては、契約の稼働時間を稼働いただけるほどの業務を捻出できるか不安でしたが、現在は契約時間フルで対応いただいています。結果的に大変助かっており、このまま継続契約を検討しています。
――AIの活用や当社のSaaS「smartround」のみの活用という選択肢もある中で、人がサポートに入るコーポレート代行を導入した理由はなんだったのでしょうか。
実務面のサポートの手厚さです。私自身、証券会社出身のため、契約書周りや一連の流れはわかっていても、実務となると「こんなところまでやるのか」といった細かいところまで目を配る必要があります。そこを一緒にカバーしていただける点が決め手でした。
AIとの比較で言えば、自社の状況を踏まえてアウトプットしてくれる点が圧倒的に違います。
もちろんAIにも丁寧にインプットすればクリアできますが、受け身でなく積極的にキャッチアップしてくださることの価値は非常に大きいです。
心理的負荷も作業負担も大幅に軽減。生まれたリソースで他の業務に注力。
――導入当初のサポートについてはいかがでしたか。
導入当初は、こちらが資料を用意しただけで、非常に速いスピードでキャッチアップしていただきました。既存の株主間契約の注意点まで事前に把握いただいたうえで、初回のキックオフでは当社の状況に合わせたタイムラインを提示いただきました。
当時は複数のコーポレートアクションを控えており、「どこからどう手を付けるべきか」という不安がありましたが、すぐに実務に入れる状態に整えていただいたことで、行うべきことが明確になりました。
こうした「当社の状況を踏まえたうえで、必要なサポートを順番に組み立てていく」体制がまさにオーダーメイドで、型通りのサービスではないプロフェッショナルとしての真摯な姿勢を感じます。
――導入後、どのような効果がありましたか。
体感にはなりますが、私個人のコーポレート業務における業務負担全体のうち、約30%の削減になりました。株主総会の議案・議事録作成といった資料作成や、士業とのやりとりなど特定の実務に関しては、自分で対応する場合と比べて負担が半分以下になりました。
それ以上に大きかったのは心理的な負担の軽減です。士業より気軽に相談できる存在がいること、そして先回りしてやるべきことを提案していただけること。おかげで脳のリソースが空き、他の業務に注力できるようになりました。
――実際に一人で対応しているのとどのような違いがありましたか。
一人で対応していると、限られた時間で「目の前の壁をどう突破するか」に意識が向きがちです。しかし、導入後は先を見据えた提案をいただけるため、業務全体の最適化につながりました。
例えば減資の手続きは、複数のコーポレートアクションが平行して走るなか、最後に行うものでした。
「どこのタイミングで決議するのが株主の負担が少ないか」「確定した情報を決議できるか」といった視点で決議のタイミングを提案していただけて、大変助かりました。
加えて、最低限のやるべきラインではなく、ガバナンスの観点から望ましいレベルを段階的に提案いただけるところもありがたいです。自社の状況を踏まえて「やる・やらない」の判断ができるのも助かっています。

CFOの林さん。「サービスがなかったら資金調達の負担がかなり重くなり、エンジェル税制などの対応も後手に回っていた」と語る。
――特に良かった点があればお聞かせください。
「これどうなってますか?」「これが必要だと思うのでやっておきました」という形で、スピード感と当事者意識を持って動いていただけることです。
まさに「スタートアップファースト」というバリューを体現されているなと思います。スマートラウンドの方でありながら、半分自社メンバーのような感覚でコミットしていただいています。
長期的な業務の効率化も視野に入れるのであれば、コーポレート代行は最適解の一つ。
――コーポレート代行を検討している企業に向けて、一言メッセージをお願いします。
創業1年目かつ長期での契約と思い切った導入になりましたが、十二分に投資に見合う価値がありました。特に初期フェーズでは、コーポレートアクションの責任と負担が一人の担当者に集中しがちで、心理的負担が非常に大きくなります。経営者自身が対応するケースも多いため、このリソースを最適化する効果は想像以上に大きいと思います。
最初は稼働イメージが湧きにくいかもしれませんが、ぜひ当社の事例を参考にしていただければ嬉しいです。
――今後、スマートラウンドと取り組んでいきたいことを教えてください。
資金調達がひと段落したため、今後は投資家への情報共有を「smartround」のプラットフォームを活用して効率的にやっていきたいと考えています。
なお、コーポレート代行は将来的に社内の人数が増えた際、内製化できるような形で業務を進めていただいているので、その点でも安心しています。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
──林さん、ありがとうございました!
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