
2025-01-08
VC・CVC
投資管理
より正確に、より本質的に。smartround活用でミドルバック業務の質を向上。
マネックスベンチャーズ株式会社 鈴木 亜希さん、望月 香絵さん、佐川 加奈さん
今回は、マネックスベンチャーズ株式会社で投資管理業務に携わる鈴木亜希さん、望月香絵さん、佐川加奈さんに、smartround導入の経緯や課題、そして今後の展望についてお話を伺いました。
※記載の状況は取材当時(2024年11月20日)のものです。
マネックスベンチャーズ株式会社について
シード/アーリーステージに特化し、幅広い業種への投資実績を有するベンチャーキャピタル。中長期の事業戦略のアップデートに注力し、グローバルに事業を展開するマネックスグループの経営ノウハウをベースに投資先企業の成長を支援している。公式ページ:http://www.monexventures.com/
鈴木 亜希さんプロフィール
2019年、マネックスベンチャーズへ入社、マネージャーとしてファンドアドミを統括。望月 香絵さんプロフィール
2023年9月より、ファンドコントローラーとして入社し、現在に至る。佐川 加奈さんプロフィール
2024年4月より、ファンドコントローラーとして入社し、現在に至る。サマリー
・ミドル・バックオフィスの業務効率化のためにsmartroundを導入。四半期ごとの報告書作成と投資先の資料収集ができるサービスを探していた。
・Excelからシステムへの移行で数値管理で人為的ミスをなくし、チェックポイントも減少。精神的な負担も軽減。
・smartroundで正確かつ効率的な管理を達成。
投資家のバックオフィス効率化だけでなく、スタートアップ側の負担軽減もできるところが決め手の一つに。
――smartround導入のきっかけについて教えてください。
以前は別のツールを使用していましたが、投資先の資本政策といただいた資料のストレージとしてしか活用できていませんでした。そこで、ミドルバック全体の業務を効率化できるサービスを探し始めました。2022年当時、ファンド管理に関するサービスはまだ黎明期で、smartroundもその先駆けの一つでした。
――サービス導入の目的、目標はなんだったのでしょうか。
目的は大きく二つあり、一つは「バックオフィスの効率化」、もう一つは「ファンドの予実管理の精緻化」でした。
具体的な業務としては、四半期ごとにLPに報告する際の報告書作成業務や、投資先スタートアップのデータ収集、ファンドパフォーマンス計測、株主総会や事前承諾事項の議決権行使になります。
――導入の決め手はなんでしたか。
必要なアウトプットがsmartroundで作成できるということは大前提としてありますが、スタートアップ側の業務効率化も踏まえたサービスの設計とその思想に強く共感したところも大きいです。スタートアップ側の管理費用の負担を抑える仕組みが素晴らしいと感じています。

ファンドアドミを統括し、smartroundの導入を主導した鈴木 亜希さん。
四半期の報告書作成と投資先のデータ保管で活用。議決権行使のログを記録し、ガバナンス観点のチェックも。
――よく使っている機能について教えてください。
最も活用しているのは報告書作成機能です。半期ごとの決算時に利用しています。

整理したデータは項目を指定し、Excel形式の報告書として出力可能(※画面はデモ用のものです)。
また、投資先の資料管理にライブラリ機能を活用しています。smartround上で資料を共有していただいている投資先もあり、すでにファンド管理チームでは使えているのですが、今後はキャピタリストのメンバーにも、smartroundのライブラリをストレージとして使ってもらおうと考えています。

各投資先の資料を格納するライブラリの画面(※画面はデモ用のものです)。
マネックスベンチャーズはフォロー投資家に回ることが多いため、議決権行使の履歴管理も重要です。ガバナンスの観点からのチェック機能として、smartroundで株主総会の履歴を管理できる点も非常に重宝しています。
――社内で使い始めるにあたってのハードルはありましたか。
当時は現在よりも機能が少なかったこともありますが、シンプルな構造で使い方で困るところはありませんでした。また必要な機能については随時リクエストさせていただき、導入当初よりも使い勝手は良くなっています。
システム管理でより正確、簡単な数値管理が可能に。生まれた時間でより本質的な業務にフォーカス。
――導入後、期待されていた成果はありましたか。
率直に言って、楽になった実感があります。
以前はExcelでの管理が中心で、人為的なミスのリスクが常にありました。smartroundだと確実に計算してくれるため、Excelの時よりチェックポイントも削減できました。
投資先が20〜30社だった頃は対応できていましたが、投資先が増えた現在の規模では1からExcelで作って、という運用はもう考えられません。
Excelだけで運用しているファンドも多いですが、smartroundでできる部分は効率化し、もっと本質的な仕事に注力できるようになる方が絶対にいい、ということは伝えていきたいです。
――ミドルバックの本質的な仕事というのはどのようなイメージですか?
ファンドごとに違う部分もあると思うのですが、ミドルバック業務の本質は投資先への深い理解にあります。フロントのキャピタリストがいなくてもその会社について語れる、同じ感覚で話せるようになることが重要だと考えています。
投資先の議決権行使の対応にしても、「法律上こういう手続きが必要だから」という一般論にとどまらず、「この会社はこういう状況にあって、こういう背景から今回のアクションに繋がっています」というディティールまで自分自身で説明できると、説得力も増しますし、より効率的に進めやすくなります。
システムに任せられる部分は任せて、本質的な価値創出により注力していきたいと考えています。

ファンドコントローラーの望月香絵さん(写真右)、佐川加奈さん(写真左)。
――2022年の導入からお使いいただいていますが、機能のフィードバックやご要望はこれからも遠慮なくいただければと思います。今後のsmartroundに期待することがあれば、教えてください。
導入当時と比べて、smartroundを使いこなすスタートアップも増えてきたと感じます。投資先のスタートアップから、smartround経由で株主総会の招集通知が届くことも多いです。
今後も引き続きご要望は出しつつ、使い倒せるようにカスタマーサポートのみなさんのお力を借りつつ、運用フローをブラッシュアップしていければと思っております。これからもよろしくお願いします。
――ありがとうございました!





