ENEOSホールディングス株式会社

2025-01-29

  • VC・CVC

  • 投資管理

  • 入力代行

  • エンタープライズプラン

smartroundで投資先情報の一元管理・脱属人化を実現。

ENEOSホールディングス株式会社 柴田 遼さん、荒井 晃平さん

Share

今回は、ENEOSホールディングス株式会社のCVC機能を担う未来事業推進部で、ミドルバック業務を担当する柴田 遼さん、荒井 晃平さんに、smartround for enterpriseプラン導入の経緯や課題、そして今後の展望についてお話を伺いました。

※記載の状況は取材当時(2024年12月26日)のものです。

ENEOSホールディングス株式会社について

ENEOSグループは、エネルギー・素材業界のリーディングカンパニーとして石油から再生可能エネルギーまで幅広い分野で事業を展開。世界各地に製造・販売拠点を持ち、エネルギー・素材の安定供給とカーボンニュートラル社会の実現を目指す。2019年にENEOSイノベーションパートナーズを設立し、CVCとして国内外の延べ50社近くのスタートアップに投資を行っている。 

公式ページ:https://www.eneos-innovation.co.jp/

柴田 遼さんプロフィール

2016年JX日鉱日石エネルギー(現ENEOS)入社。入社後、基礎石油化学品の法人営業、物流オペレーション等の業務に従事。2019年に米国に拠点があるENEOS Americas Inc.へ出向し、米国内における基礎石油化学品の営業業務を担当。2021年にCVC機能を担う未来事業推進部へ異動し、ミドルバックとして出資先のポートフォリオ管理業務、社内新規事業プログラムの企画等に従事。(※インタビュー後の2025年1月にENEOSホールディングス株式会社経営企画部へ異動)

 荒井 晃平さんプロフィール

2020年 JXTGエネルギー(現ENEOS)入社。入社後、マレーシアペトロナス社とのLNG合弁会社であるLNGティガ社およびペトロナスLNG9社のマーケティング・オペレーション支援に従事。2022年に英国に拠点があるENEOS Europe Limitedへ出向し、法務を中心とした管理業務を担当。2024年にCVC機能を担う未来事業推進部へ異動し、ミドルバックとして出資先のポートフォリオ管理業務、CVC広報等に従事している。

サマリー

・四半期ごとのレポーティング業務をsmartroundで効率化。タスク機能で投資先スタートアップの最新資料を回収し、サポートチームがデータを正確に入力。

・効率化により生まれたリソースで投資先の理解・分析に注力。

・定期異動があり、専門性にばらつきのあるCVCだからこそ、属人性を排除し、業務効率化につながるSaaSの活用が重要。

Excelの管理に課題を感じ、SaaSの導入を検討。

――早速ですが、チームの業務内容やミッションについてお聞かせください。

荒井 晃平さん(以下、荒井):ENEOSグループの長期ビジョンである「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立実現へ向けて、イノベーションを起こすスタートアップへの投資・協業を通じて、ENEOSグループの将来の柱となる事業を創造することを目的として設立されたのが、CVC機能を担う未来事業推進部と、投資会社であるENEOSイノベーションパートナーズです。

柴田 遼さん(以下、柴田):現在、50社近くのスタートアップに投資を行なっています。投資対象は国内外を問わず、「まちづくり・モビリティ」「脱炭素社会・循環型社会」「データサイエンス・先端技術」といった投資テーマに注力しています。

――投資チームの体制についてお聞かせください。

柴田:投資チームはマネージャー1名、キャピタリスト5名の計6名で構成されています。ミドルバック業務については、マネージャー1名のもと、私と荒井が中心になって対応しています。

――smartround導入のきっかけについて教えてください。

柴田:VCやCVCが集まる勉強会で、投資管理を効率化する最新のサービスとして紹介されました。他のサービスと比較し、投資先スタートアップとのデータの連携が可能な点や、いち早く公正価値評価に関する対応をしている点を魅力に感じ、導入に至りました。

――CVCでは、一般的にSaaSの導入が難しいと言われています。実際、導入にあたってどのような課題がありましたか。

柴田:機密性の高い情報を扱っているため、セキュリティ面でハードルが高かったのは事実です。ただ、smartround側が当社のセキュリティの基準に合わせて柔軟に対応してくださったおかげで、スムーズな導入が実現しました。

smartroundの導入を主導した柴田さん(写真左)と荒井さん(写真右)。

四半期ごとのレポーティングを効率化し、生まれたリソースでより本質的な業務に注力。

――導入前はどのように投資先の管理をされていたのでしょうか。

荒井:我々は四半期ごとに投資先の情報を取りまとめ、親会社への報告および減損等の検討を実施しています。

smartround導入前は、1つのExcelファイルに関連情報を集約し、投資先ごとに個別のシートを設けて管理していました。
しかし、必要項目を入力する際の記載量や温度感が担当者によって異なる点が課題で、報告書ごとの平準化が難しいと感じていました。

また、Excel記入の様式上、過去の情報が上書きされてしまうため、「2年前に出資した時の数字を確認したい」といった振り返りも困難でした。

事業会社という性質上、定期的な異動で人の入れ替わりも多く、案件情報の共有や引き継ぎにもコミュニケーションコストがかかっていました。

――smartroundを導入して、どのような変化がありましたか?

柴田:総じて、大幅に業務が効率化されました。特に、投資先からの資料回収や、資料の数値の入力など、レポーティングに必要なデータの基盤整備にかかる工数がほぼゼロになっています。

データが整った状態で業務を始められるため、各投資先の数値の分析や評価の議論等、より本質的な業務に集中できるようになりました。

荒井:投資先からの資料の回収については、タスク機能のおかげで大幅に効率化できました。以前は各担当者が個別にメールを送っていた作業が、smartroundから一括で依頼できるようになりました。

さらに、システムで設定すると自動でリマインドしてくれるため、期限内の資料の提出率も向上しています。

投資家側smartround内のタスク機能管理画面(※画面はデモ用のものです)。タスクの一括作成機能で、一斉に行う投資先への資料依頼タスクも簡単に作成できる。

――海外投資先の反応はいかがでしたか。

荒井:タスクによる資料収集含め、問題なくsmartround上でやりとりできています。

初回は投資先にアナウンスした上で、smartroundのガイドをベースに作成した手順書を案内したところ、ほとんどの会社がスムーズに対応してくれました。

――他にはどのような変化がありましたか。

柴田:入力代行サービスの活用で、基盤となるデータの信頼性が担保され、効率化が実現できました。

従来は各担当者が受け取った資料をExcelに転記していましたが、投資先によってフォーマットが大きく異なるため、解読に時間を要し、ミスが発生しやすくなっていました。
加えて、回収した資料の格納先についても、担当者によってフォルダの格納方法が違うこともあり、資料を探すのにも時間がかかっていました。

現在は入力代行チームがデータ入力から資料の格納まで一貫して対応しているため、ミスのチェックや修正の手間も削減されました。必要な資料もsmartroundのライブラリからすぐに確認できるようになったため、かなりの工数が短縮されたと感じています。

投資先スタートアップの個社別ページでは、フォルダごとに資料をライブラリに格納できる(※画面はデモ用のものです)。デフォルトでよく使うフォルダ名がプリセットされており、新規作成やサブフォルダの作成も可能。

荒井:導入前は投資先のsmartround利用率が伸び悩み、報告に必要なデータが集まらないことを懸念していました。ですが、私たちの手持ちの資料からデータを入力いただけるので、実際の運用では何の問題もなく活用できています。 

柴田:海外投資先についても同様です。入力代行サービスにより、必要なデータが整理された状態で提供されるため、海外投資先の管理もsmartroundで完結できて非常に助かっています。

データの集約・視認性向上で、投資先の状況をより精密に把握可能に。

――レポーティング以外では、どのように活用されていますか。

柴田:データの視認性が向上したことで、会議をはじめ、様々な場面でデータを確認することが増え、投資先への理解がより深まりました。

特に便利な機能が証券データです。ENEOSからの出資履歴や保有している割合、株主構成、最新の出資日やバリュエーションが一目で確認できるようになりました。

smartroundにアクセスすればいつでも最新の情報が整理された状態で参照できるため、非常に便利です。

荒井:現在はExcelファイルを使わず、投資先の管理を全てsmartroundに集約しています。今ではsmartroundがなければ業務が回らないほど、なくてはならない存在となっています。

投資先スタートアップの証券データの画面(※画面はデモ用のものです)。自社の保有証券の種類や株式数、取得日なども一目で確認できる。

――他にお使いの機能はありますか。

荒井:私はENEOS CVCの広報も担当しており、出資先スタートアップの最新動向をENEOS CVCのウェブサイト(ENEOS MIRAI HUB)を通じて積極的に発信し、出資先のバリューアップの後押しを行っています。その情報収集にもsmartroundを活用しています。

各スタートアップのページに設けられたニュース欄では、自動的に最新のニュースがピックアップされるようになっています。smartroundを起点とすることで複数のメディアを闇雲にチェックする必要がなくなり、効率的に情報収集ができるようになりました。 

脱属人化・一元管理がこれ一つで。投資先数に関わらず、勧めたいサービス。

――今後のsmartroundに期待することはありますか。

柴田:機能で言うと、各スタートアップの経営情報のところで、予算実績をより精緻に管理できるようになると便利だと思います。

荒井:今は投資管理機能をメインで使っていますが、今後はソーシングで案件管理機能も本格的に活用していきたいと考えています。他部署とも連携して、smartroundを起点にスタートアップ情報のデータベース化を進めていきたいので、その体制作りをサポートいただけるとありがたいです。

また、投資先のスタートアップの利用率をさらに高めていきたいので、一緒に利活用のアプローチを進めていきたいです。将来的にはsmartroundだけで投資先とのコミュニケーションが完結する環境を目指しています。 

柴田:スタートアップ側にとっても利便性が高いツールなので、より積極的な活用を促していきたいですね。

具体的な要望ではないのですが、将来的にはAIとの連携によるリアルタイムな分析機能の実装も期待しています。例えば、財務情報や経営情報の分析をAIが自動で行い、smartroundを開いたらリアルタイムでファンドのバリューが把握できるようになって、より質の高いモニタリングができるようになるのが理想です。

――最後に、これから導入を検討している企業へのアドバイスをお願いします。

柴田:私たちはファンド設立から5年、投資先数が50社になってから導入しましたが、投資先の数に関わらず最初から導入しておくべきだったと感じています。

Excelでの管理はフォーマットの作成にも運用にも多大な工数を要します。また、一度独自の管理方法を確立してしまうと、システムへの移行にもコストが発生してしまいます。

データの蓄積という観点でも、これまでは資料の所在も分かりにくい形で管理を続けてしまっており、過去の投資判断や経緯の把握にも苦労していました。もっと早い段階でsmartroundを導入していれば、より正確に管理できたのではないかと思います。

CVCでは、限られたリソースの中で、かつ担当者の異動も想定した体制づくりが求められます。そのため、属人性を排除した管理基盤の構築が非常に大切になってきます。

投資先が10社程度でも導入する価値は十分にあると感じていますし、積極的におすすめしていきたいです。

――ありがとうございました!


この事例でご紹介した投資管理機能は投資家向けsmartroundからお使いいただけます。

他の機能も含めて全体像を知りたい方はこちらの資料をご覧ください!

▼3分でわかるsmartround

https://jp.smartround.com/download/download-for-investor

少しでもご興味が湧いた方にはより詳しいご説明も実施いたしますので、ぜひお気軽に以下より日時をご選択ください。

▼日程調整リンクはこちら(オンライン)
https://app.spirinc.com/t/wOHJoLtnFhGmmrM9gcumR/as/1fY9P0QKQH5oL_NVs_XsE/confirm

Share

smartroundは
無料即時利用可能!

最短3分で登録完了!

PCイラスト

その他の導入企業

他の導入事例を見る