
2025-07-28
VC・CVC
投資管理
smartroundで約130社の投資先管理を効率化。データの一元管理で決算業務も負担軽減。
Spiral Capitalグループ 前田 信一郎さん、岡田 新吾さん
今回は、Spiral Capitalグループのコーポレートチームに所属する前田 信一郎さん、岡田 新吾さんに、smartround導入の経緯や課題、そして今後の展望についてお話を伺いました。
※記載の状況は取材当時(2025年6月18日)のものです。
Spiral Capitalグループについて
「Spiral into Growth」をミッションに、テクノロジーの力で社会変革に挑むスタートアップを支援する独立系VC。財務リターン獲得を目的としたジェネラルファンドの運用業務を担当するSpiral Capital、財務リターンのみならず戦略リターンの最大化を目指すCVCファンドの運用業務およびグループ全体のコーポレート業務を担当するSpiral Innovation Partnersの2社によって構成されている。2016年に1号ファンドを組成して以来、累計8本のファンドを運営し、AUMは600億円超と急成長中。前田 信一郎さんプロフィール
京都大学大学院(MBA)、京都大学工学部電気電子工学科卒。日本生命保険相互会社に約14年勤め、有価証券運用部門のバックオフィス、子会社VCでのスタートアップ投資及びアクセラレータープログラムの企画・運営、個人保険の販売戦略企画等、幅広い業務に従事。2023年2月、Spiral Innovation Partnersに参画。シニアディレクター、コーポレートオフィサー兼コンプライアンスオフィサーを務める。岡田 新吾さんプロフィール
法政大学人間環境学部卒。中小企業診断士。税理士法人ストリームに約6年間勤め、ITなど様々な業界の企業の会計・税務の顧問業務や上場企業の経理支援に従事。2024年4月、Spiral Innovation Partnersに参画。マネージャーを務める。サマリー
・Excelでの投資先のポートフォリオ管理に課題を感じ、投資先情報の一元管理を目指すsmartroundの導入を決定。
・正確なデータと資料が一元管理されていることが一番の強み。資料の散在を防ぎ、株主総会の回答も集約可能。
・約130社の投資先管理を効率化。平常時のデータ管理から、決算期の資料収集・概況書作成のフローもsmartroundがサポート。
Excelでの投資先のポートフォリオ管理に課題を感じ、投資先情報の一元管理を目指すsmartroundのコンセプトに共感。
――早速ですが、ファンドのコンセプトや投資先の特徴についてお聞かせください。
前田 信一郎さん(以下、前田):ジェネラルファンドでは、インターネット企業およびディープテック企業を対象に、シード〜アーリーステージでのリード投資を中心に展開しており、現在組み入れ中の3号ファンドはBIG4(スマートインフラ・フィンテック・ヘルスケア・AI)を重点領域としています。
一方、CVCファンドは、さまざまな業界を代表する大企業と協働し現在5つのファンドを組成しております。戦略リターンと財務リターンの両立を目指すべく、それぞれのファンドのテーマに沿ったビジネスを展開するスタートアップ企業を投資対象としています。
――smartround導入のきっかけについて教えてください。
前田:元々、ファンドが順調に立ち上がっていく中で必然的に増加していく投資先管理をどのように進めていくのかという課題意識がありました。競合を含めてサービス導入を検討していたタイミングで、VCミドルバックの横のつながりであるVCFCN(※VCのファンド管理担当者のためのコミュニティ)の交流会でsmartroundのサービス詳細を聞いたことがきっかけです。
――導入の決め手はなんだったのでしょうか。
前田:初期的には、スタートアップがsmartroundに情報を一元管理して、複数の投資家がそれを共有するというコンセプトに魅力を感じたためです。
また、当時Excelで投資先管理をしていたことが最大の問題点で、これを解決するため、情報を一元的に集約できるサービスを必要としていました。
競合サービスと比較して、投資先スタートアップとのインタラクティブ性や利用場面の幅広さなども魅力だったため、よりコンセプトに合うsmartroundの導入に至りました。

smartroundの導入から立ち上げに携わった前田 信一郎さん(写真左)と現在メイン担当として運用している岡田 新吾さん(写真右)。
――導入から活用に至るまで、どのような流れで進みましたか。
前田:2023年9月に契約しましたが、本格的なツール移行を始めたのは岡田が入社して管理部門の体制が整ってからでした。
当時の投資先は80社近く、データ入力から資料整備、社内のフロー構築、定着まで相当な工数がかかるため、マンパワーが足りなかったのが正直なところです。専任の担当が1人、半年かけて整備していくことで運用を整えていきました。
サポート体制については、非常に相談しやすい環境で助かっております。メインのコミュニケーションツールがSlackなので、些細なことでも相談しやすいのがありがたいです。定期的な面談で顔を合わせる機会もあり、コミュニケーションのしやすさには気を遣ってもらっています。
通常時のデータ管理も、決算期の業務もsmartroundで効率化。
――よく活用している機能について教えてください。
岡田 新吾さん(以下、岡田):主に投資管理smartroundの中では、証券データ、資本政策、株主総会、決算データ、ライブラリを中心に活用しています。タイムリーに正確な情報を把握できることがsmartroundの導入の最大のメリットです。
今までは、投資先から提供いただいたデータがDropboxや担当者のローカルフォルダなど別々の場所に保存されており、都度確認に行く必要がありました。smartroundだと一つのプラットフォームにデータや資料を集約できるため、探す手間も省け、効率化につながっています。
現在では投資先の約130社をほぼ一人で管理しておりますが、smartroundのおかげで対応できていると言えます。smartroundなしの管理となると、リソース的にはかなり厳しいですね。
――smartroundを活用した決算のフローについて教えてください。
岡田:まず投資先への資料依頼を行います。smartroundのタスク機能を使えば一括送信が可能で、資料受領後もこちらで内容を確認した後にsmartround内部のフォルダであるライブラリへ保存しています。投資先へのリマインド機能も自動で設定でき、便利です。
メールで実施するとなると、100通以上のメールを個別で送付するだけでなく、その後の個別のやりとりや、各添付資料を手動でアップロードする必要があり、手を動かす場面がかなり増えてしまいます。smartroundであれば、ほぼワンクリックで対応できるのでありがたいです。
その後の概況書作成でもsmartroundを活用しています。テンプレートが決まっていて、smartround上の正しいデータを元に出力できるため、一から作成する必要がない点も効率化につながりました。
さらに、直近では監査法人ともsmartround上で必要な資料を共有しています。共有自体はスムーズに行えたため、今後も活用していきたいです。

smartroundのタスク機能(※画面はデモ用のものです)。smartroundを使っていない投資先も含め、一括で決算やモニタリングに必要な資料提供の依頼が可能。回収した資料を確認し、問題がなければsmartround上に反映することで、最新の資料へと更新される。
正確なデータを集約できるsmartroundだからこそ、活用の幅を広げたい。
――今後、スマートラウンドに期待することはありますか?
前田:弊社の業務範囲の話になってしまいますが、現時点ではsmartroundがカバーするのはファンド管理業務の範囲にとどまっているので、投資プロセスの承認フローなどガバナンスや内部統制の要件を満たすような領域までsmartroundがサポートしてくれるようになると嬉しいです。
また、公正価値評価や四半期ごとの決算報告を推奨する流れもあり、こうした状況の変化にもsmartroundで対応できるように進化していってほしいなと思います。
岡田:正確なデータが集約されていることがスマートラウンドの強みです。だからこそ、データを基盤としたAI分析など、新しい活用方法への展開も期待しております。
――最後に、これから導入を検討している企業へのアドバイスをお願いします。
前田:smartroundの導入で正確な情報が整理され、一元管理できるようになったことが最も大きく変わった点です。情報管理に課題を感じている方にはおすすめしていきたいです。
岡田:一元管理できることで、投資先管理のための基盤ができたと思っています。株主総会の履歴もsmartroundに集約できます。投資先管理の観点では、情報の一覧性の向上もポイントの一つですが、その点はsmartroundの強みではないでしょうか。
――ありがとうございました!
本記事でご紹介した機能は投資家向けsmartroundからお使いいただけます。
他の機能も含めて全体像を知りたい方はこちらの資料をご覧ください!
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