株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ

2025-06-23

  • VC・CVC

  • 投資管理

smartround導入で実現したミドルバック部門の強化とファンド管理業務全体の効率化

株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 篠崎 千佳さん、川本 智仁さん

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今回は、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(以下、KII)のミドルバックチームに所属する篠崎 千佳さん、川本 智仁さんに、smartround導入の経緯や課題、そして今後の展望についてお話を伺いました。

※記載の状況は取材当時(2025年5月28日)のものです。

株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について

2015年に慶應義塾大学のオフィシャルベンチャーキャピタルとして設立。当初は慶應義塾大学の研究成果を中心に投資していたが、2020年1月に設立した2号ファンドからは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションとして、慶應義塾発にとどまらないディープテック・スタートアップに投資対象を広げ、投資活動を推進している。

公式サイト:https://www.keio-innovation.co.jp/

篠崎 千佳さんプロフィール

新卒で事業会社の資産運用部門へ配属されて以降、ファンド運営会社、オルタナティブ投資専業のアセットマネジメント会社、日系プライベートエクイティ・ファンドのそれぞれにおいて運用資産の管理・運営、投資家対応といったミドルバック業務に従事。2024年、KIIにファンド管理/IR担当として参画。

川本 智仁さんプロフィール

前職のアドフレックス・コミュニケーションズでは経営企画・経理・インサイドセールス・新規事業開発において部門長を担当。多業種・多職種にてオペレーション構築・組織管理に尽力。2024年、KIIにファンド管理/IR担当として参画。

サマリー

・入力代行サービスとタスク機能の活用で、投資先の資料収集からLP報告書作成まで、決算業務を効率化。

・社内外のレポーティングの元となる重要なデータをsmartroundに集約。

・smartroundを中心した業務フローを構築し、ファンド管理業務の品質が向上。

キャピタリストの負荷軽減とデータ管理の効率化が導入の決め手。

――早速ですが、会社についてお聞かせください。

KIIは慶應義塾大学発のベンチャーキャピタルとして、主にディープテック・スタートアップに対して投資を行っています。特徴としては、リード投資家としての投資が多く、フォローオン投資も積極的に行なっているため、一社あたりの投資額が高い傾向にあります。ファンド運営の観点では、2024年8月に3号ファンドのファイナルクローズを行い、運用総額は350億円となりました。

――smartround導入のきっかけについて教えてください。

私たちが入社した2024年の時点で既に導入の方向性で動いていました。その時課題となっていたのは、以前の業務フローでは投資先の情報が必要になった際、キャピタリストの情報収集プロセスが非常に煩雑だという点でした。

Slackやメールといった手段に加え、共有されるタイミングもバラバラで、さらに既存のシステムにも投資先から受領した情報を都度入力する必要がありました。内容も重複が多く、対応していたキャピタリストにとって負荷が高い状況でした。

また、収集したデータをExcelでまとめて計算し、社内外への報告として取りまとめるフローにも改善の余地がありました。

こうした効率化を求める声をきっかけに、smartroundの導入検討が始まったと聞いています。

――導入の決め手はなんだったのでしょうか。

幅広いデータを収集し一元管理することで、VCの様々な活動で使えそうなところが魅力でした。

加えて、キャピタリストを挟まずに直接投資先とやりとりできる機能が備わっている点も大きかったです。キャピタリストに不必要な負荷はかけたくない一方、ミドルバックとして守るべきプロセスもあります。直接スタートアップに依頼でき、スタートアップがsmartroundに必要な資料をアップデートするというシンプルなプロセスにできたのは良かったです。

タスク機能の画面(※画面はデモ用のものです)。smartroundを使っていない投資先も含め、一括で決算やモニタリングに必要な資料提供の依頼が可能。

決算業務から日常業務まで、幅広い状況でsmartroundを活用。

――導入時のオンボーディングはいかがでしたか。

4月に契約を締結し、6月の半期決算に向けて1ヶ月半でセットアップからデータ入力、全体の整備まで完了しなければいけない状況でした。

カスタマーサクセスに丁寧にオンボーディングをしていただき「smartroundで何ができるか」「そのために何をする必要があるか」について、何も分からない状態からサポートいただき、スムーズに進められました。おかげで半期決算も無事に終えることができ、本当に良かったです。

――実際、決算の際はどのような機能をお使いいただきましたか。

タスク機能を使って投資先のスタートアップから資料を収集し、入力代行サービスで必要なデータを入力してもらいました。それを元に投資先評価を更新し、最後に報告書を出すという一連の流れを、smartround内で完結させられました。

キャピタリストからも好評で、決算に向けた業務が非常にスムーズになったと言われます。

――日常的な業務ではどのように活用していますか。

過去の投資実行状況の確認など、定量的なデータを出したい時に参照しています。smartroundに整えられたデータが集約されるようになり、確度の高いデータがいつでも確認できる、いわゆるマスターデータが存在するのはありがたいですね。

また、モニタリングで役立っているのが証券データです。細かい資金調達の動きや株式の異動、過去の履歴などが探しやすいので助かっています。LPから調達の総額やプレバリュー、ポストバリューを確認された際も、証券データから作成された資本政策を見れば一目瞭然のため、これを共有して対応しました。

外部のアドバイザーととあるプロジェクトを進める中で、弊社の投資先の資本政策表を提出する必要が生じた際に、「smartroundの資本政策表ならそのままダウンロードできるはずです」と言われて、そのまま共有することもありました。

業界でsmartroundの資本政策表が広まっている証左であり、我々自身としても綺麗で見やすいので助かっています。総じて、データの出しやすさも良いところの一つです。

smartroundの資本政策表(※画面はデモ用のものです)。投資先の資本政策表を入力することで、自動で資本政策表を生成できる。

ミドルバック部門がリーダーシップを発揮しファンド管理業務全体のクオリティが向上。

――導入で最も大きく変わった点はなんですか。

ミドルバックの存在価値を正しく発揮して業務フロー全体が効率化され、クオリティ向上につながったのが一番大きな変化です。

smartround導入と同じタイミングでファンドレイズもあり、ミドルバック部門の立ち上げを進めていく中で、ミドルバックの立ち回りをどうしていくかが課題の一つでした。

そこにsmartroundが導入されたことで、ミドルバックがより主体的に「こうしたい」というプロセスを考えながら必要なことをやり切れるようになりました。結果としてLP向けの報告書のクオリティ向上や、リクエストに対するスムーズな対応といった改善につながりました。

smartroundのタスク機能など、ミドルバックがメインで進められるような機能が実装されていたことも役立ちました。キャピタリスト頼みではなく、主体的に動けるようになったことで、部門として存在感を発揮できるようになったように思います。

結果として、キャピタリストも本来の業務に集中できるようになり、お互いの負担も軽減され、業務の品質向上にもつながりました。

ミドルバックを担当する篠崎さん(写真右)と川本さん(写真左)。2024年に入社しファンドレイズにあわせたミドルバックの立ち上げ、体制強化を担当した。

――他には、どのような変化がありましたか。

投資先のスタートアップに対しては個別に、スタートアップ向け機能の紹介やセットアップなども含めたオンボーディングミーティングをセットしています。

キャピタリストからは「投資先に管理体制が整っていることがアピールでき、安心感にも繋がる」と言われることが増えました。必要なデータを整えていただくことで、コーポレートを整える大切さを伝える機会にもつながっているのかなと思います。

また、オンボーディングしたスタートアップは資料の提出依頼に対しても迅速に対応してもらえることが多く、お互いのためにも今後も続けていきたいです。

ミドルバックの助けになり、業務のクオリティ向上にもつながるサービス。

――今後スマートラウンドに期待することはありますか?

様々なデータを入力しているため、項目ごとの数値がより細かく見られたらいいなと思います。また、LPから求められるデータはどのGPも同じだと思うので、smartroundにある項目を標準化することで、ミドルバック業務の標準化をお願いしたいです。

AIも搭載予定とのことで、数値の比較や分析もsmartround内で完結するようになると嬉しいです。

――最後に、これから導入を検討している企業へのアドバイスをお願いします。

ミドルバックとして、ファンドをコントロールしていくにあたり、助けになってくれるサービスでもあり、業務のクオリティ向上にも寄与してくれます。

煩雑で専門知識も必要なデータの整備を入力代行サービスがカバーしてくれるため、情報の管理・分析に集中できます。より自分たちにしかできない業務に専念できる点もおすすめです。

――ありがとうございました!


本記事でご紹介した機能は投資家向けsmartroundからお使いいただけます。

他の機能も含めて全体像を知りたい方はこちらの資料をご覧ください!

▼3分でわかるsmartround
https://jp.smartround.com/download/download-for-investor

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