
2025-03-26
インタビュー
『起業家の願いを叶えたい』という思いが、自分のアイデンティティ
XTech Ventures株式会社 鈴木かおりさん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はXTech Ventures株式会社の鈴木かおりさんにお話を聞きました。
鈴木かおり
同志社大学卒業後、2015年、株式会社リクルートコミュニケーションズに入社。主にHR領域にて業務設計・プロジェクトマネジメント職として従事。2021年8月、XTech Venturesにキャピタリストとして参画。現在は、インベストメントマネージャー兼Chief of Staffとして、投資業務とファンドの運営・組織業務にも携わっている。投資条件や投資実績がわかる!鈴木かおりさんの投資家プロフィールはこちら👇(クリックするとプロフィールを閲覧できます。)
まずは、鈴木さんについて教えてください!
XTechVenturesでキャピタリストをしている鈴木です。
新卒ではリクルートコミュニケーションズ(現リクルート)に入社。業務設計・プロジェクトマネジメント職として、事業部側で新しくやりたいことを聞いて、それをどう実現できる・させるのかを設計・推進したり、ありたい・あるべき姿から現状の問題・課題を見つけてプロジェクト化にしていくなど、やりがいを感じながら働いていました。
特に「ひとつひとつの願いを、現実に。」という当時の会社ビジョンがすごく心に刺さっていたのですが、『この人の願いを叶えたい』『こうあったらいいのに、をカタチづくっていきたい』『現実になるようにどうにか一緒に頑張りたい』という思いは、幼少期〜今に至るまでの自分のアイデンティティの一つだと思っています。
鈴木さんが投資家になったきっかけは何ですか?
27〜28歳あたりで同期や同僚が次のステップへ進んでいくなかで、自分が次にどういう仕事をしたいのかを考える機会が増えました。
その頃に結婚した夫が起業家で、自分にも起業をずっと推奨されていたのですが、煮え切らないことをブツブツ言っているなかで「ベンチャーキャピタル」という仕事の存在について教えてもらったことがきっかけです。
その時にちょうど開催していた、未経験からVCキャピタリストへというイベントに出席し、キャピタリストに向いている人は「オタク気質」だとおっしゃる起業家の方がいて。幼少期からアイドル好きのアイドルオタクだった自分は、気づいたらイベント終わりにはXTechVenturesに応募をしていました。
最初は直感と衝動が大きかったのですが、「こうあったらいいのにをカタチづくっていく・現実になるようにどうにかする」をオールジャンル(リクルートの事業領域にこだわらず)で、かつ、自分が推したい人や会社、サービスを創業期・創業初期からご一緒できるという仕事はとてもつなく贅沢なお仕事であり、その仕事に挑戦できる機会があるならば、チャンスを逃したくないと転職を決意しました。
実際、キャピタリスト業務をするなかで、素敵で推せる起業家の皆様と初期フェーズからご一緒できていること、国のスタートアップ支援が活発になるなかで、とても有難い機会・ご縁をいただいているという気持ちは年々増すばかりです。その分、キャピタリストとしてしっかり意味のある支援がもっとできるように、そしてファンドとしてリターンが出せるように日々精進しなければ、という緊張感も経験を増すごとに感じています。
現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
主に、最初の資金調達ラウンド(プレシード、シード)〜プレAというような初期フェーズに、リード投資家として投資させていただきます。
初回の投資金額は0.2億円〜2.0億円の間で、基本的には数千万円で出資をさせていただき、次のラウンドでも追加出資をさせていただくことが多いです。
投資対象領域はオールジャンルです。創薬や基礎研究のような自分、ひいてはファンドとして理解が難しい分野は対象外としています。
また、創業投資の一貫でアクセラレーションプログラム「X-Gate(クロスゲート)」も運営しており、そのプログラムを通じて、事業立案〜会社設立のフェーズで投資をさせていただくこともあります。

投資先との関わり方は多岐に渡りますが、基本的に投資先の起業家の方に合わせつつ、お話するなかで何かお役に立てそうなことあれば隙あらば...!と努めています。
資金調達の支援に関しては、かなり入り込ませていただいています。
いつどんな資金調達をするのか、という上流設計から、初回面談で、どのような構成で伝えるのか、どの投資家にどうアプローチするのかのリスト作成・ご紹介、投資候補者の皆様との初回面談以降のやりとり等を、社内のメンバーの力も使って伴走しています。
事業に関するアレコレは起業家の方が詳しいと大前提思っているのですが、「エクイティによる資金調達」に関しては、自分達の方が詳しい・詳しくあるべきだと思っているので、頼っていただけるよう常に情報をアップデートしています。
鈴木さんが魅力を感じる起業家はどんな人ですか?
共通点をあげると3つあります。
一つ目は、エネルギーレベルが高く、人としての「凄み」をまとった方です。
分かりやすくエネルギッシュな人や、一見物静かに思えるが底にある熱量が高い人に、人も運も集まってくると感じています。
二つ目は欲深い方。欲の方向は「この課題を絶対に解決したい」というものから「めちゃくちゃお金持ちになりたい・偉人になりたい」というものでも、原動力となるものが大きい方に惹かれます。
最後は、達成グセがある方です。1度目標を決めたら絶対に未達にしない・させない人、常勝できる人にはきちんとそこに至れる思考プロセスと仕組みをつくり、そしてそれを継続できる実行力が備わっていると感じています。スタートアップのカルチャーは代表、経営陣がつくります。初期から会社の文化・組織として達成癖があると非常に強いと思っています。
今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
起業家の皆様が持つアイデア・インサイトを、どう現実に、そして事業にできそうかの引き出し、どのように各種リソースを引っ張ってこれるのかを考え、ご紹介をするところまで、貢献できるような参謀になりたい、と思っています。
また、東京駅八重洲でXTechVenturesが運営するシェオアフィス「xBridge-Yaesu(クロスブリッジ八重洲)」でインキュベーション及びアクセラレーションプログラム「X-Gate」を提供しています。『起業準備・創業期を過ごすならここ!』というものにしていきたいです。
起業家の皆様と面談機会をいただく度に、自分たちだからこそ描ける未来を実現しようと挑戦を始めること、「事業を立ち上げる」「起業する」であれば多様な選択肢がある昨今、エクイティ調達をしてスタートアップとして駆けあがろうとされている、そのこと自体にいつも尊敬の念を抱いています。
貴重なお時間で面談機会をいただける際には、出資検討できる場合も難しい場合もお役に立てるよう努めたいと思っていますので、もし少しでもご興味をお持ちいただけたらぜひお気軽にご連絡ください。
すぐにVCから調達予定がない、あるいはそもそもエクイティ調達をするか迷っていらっしゃる方もフラットに議論・ディスカッションさせていただければと思っています。ここまで読んでくださった方からのご連絡、お待ちしております!
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