
2026-01-09
インタビュー
課題の解決を通じて社会を前進させる、高い志を持つ起業家とともに挑戦していきたい
デライト・ベンチャーズ 有井 菜月さん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。
今回はデライト・ベンチャーズの有井 菜月さんにお話を聞きました。
有井 菜月
2020年、東京大学経済学部を卒業し、野村證券に入社。証券アナリストとして上場時のリサーチを担当。その他、上場企業のESG経営と企業価値評価に関する分析やレポーティングに従事。 2023年、デライト・ベンチャーズに入社。社会課題の解決や新しい価値提供を行う幅広い領域のスタートアップのソーシング/デューデリジェンスに従事。投資条件や投資実績がわかる!有井 菜月さんの投資家プロフィールはこちら👇(クリックするとプロフィールを閲覧できます。)
有井さんが審査員をされる「QWS STARTUP AWARD 2026」の応募は2026年1月13日(火)まで!

まずは、有井さんについて教えてください!
DeNAからできた、独立系VCのデライト・ベンチャーズでアソシエイトをしている有井菜月です。
新卒で野村證券に入社し、エクイティ・リサーチ部で証券アナリストをしていました。大学では経済学部でミクロ経済学を専攻しました。
これまでのキャリアを教えてください!
前職は野村証券のエクイティ・リサーチ部に在籍し、アナリストとして勤務していました。エクイティ・リサーチ部は基本的に上場株を分析し、投資示唆を提示する判断を行うレポートを作成する部署ですが、私はなかでもIPOチームで、新規上場企業の株価算定やレポート発行、機関投資家への説明などを担当していました。上場前後の企業を分析し、市場で評価がつく過程を見られたことは貴重な経験になっています。
もともと、「人に対して1対1でより良い生活を届けられる・個人の課題を解決する」キャリアを志向し、教育や法律という分野でのキャリアを目指していました。しかし、経済の仕組みや資本の力を通じてより多くの人に価値を届けられるのでは、と考えて経済学部に進学しました。就職活動でも、「経済の力を通して社会にポジティブな価値を届ける仕事」という軸でキャリアを考えるようになりました。
アナリストという仕事を選んだのは、学部での勉強やインターンを通じて企業や産業、経済の動きや関係性を知り、分析したり学んだりする楽しさを感じたからです。また資本市場を通じて適切な資本配分をすることで与える影響が大きいのではという仮説を持っていました。実際に、アナリストの仕事は個別企業にとどまらず、産業構造や市場環境、政策動向といった複合的な要素を読み解き、それらを投資判断に反映していくダイナミズムと難しさを体感しました。
有井さんが投資家になったきっかけは何ですか?
VC業界に興味を持ったきっかけは、IPOのチームに配属されたことです。それまでVCとの接点はなかったのですが、企業と同じ目線で、社会に価値を届ける存在として認識しました。
上場予定のスタートアップの経営陣や関係者と会話する中で、事業に対する強い思いやエネルギーと社会に与える意義を強く感じました。私が関わるのは上場直前の限られた期間でしたが、それも面白かったのですが、VCは初期から出資し、伴走する立場として産業を育て、起業家を応援する存在であることに魅力を感じました。
現在在籍しているデライト・ベンチャーズは、アーリー期から投資をしており、事業に近い立場でスタートアップと向き合っていると感じ、転職を決めました。マネージング・パートナーが全員DeNAで事業経験・経営経験を持つメンバーで構成されDeNAとの連携もある中で、金融バックグラウンドの自分とのギャップが大きく、学びになるはず、と感じました。
現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
評投資領域は基本的にオールジャンルです。投資フェーズは特にプレシリーズAからシリーズAでのリード投資が多いです。
個人的には全体的にtoCやEコマースに関連する事業の担当が多いです。また、サステナビリティや既存産業の課題に対してAIを活用しつつ従来の枠組みをアップデートする会社には関心があります。ただ、領域は狭めずに投資をしたいと思っています。またファンド全体で、日本の強みを活かして海外で挑戦する起業家の方たちも応援する体制があります。
投資先との関わり方は会社のフェーズや状況により様々です。支援内容としては人材と営業に特に注力しています。DeNAのOB・OGや個人的なつながり含め顧客紹介や採用の支援をすることが多いです。また、投資先を招いた野球観戦会や交流会なども開催しています。
営業支援は、マネジング・パートナーの南場経由での顧客接点の創出やDeNAを通じた顧客紹介などもしています。
さらに、今年から特にDeNAとも連携を強化しています。特にデライト・ベンチャーズ投資先を対象にDeNAのリソースを活用して支援してもらっており、顧客紹介やDeNAでの導入、事業のAI化といったサポートもしてもらっています。7月に開始してから、すでに多くの数の投資先を紹介し、協業や壁打ちなどを実施しています。
魅力を感じる起業家はどのような人ですか?
最も惹かれるのは創業者の方自身が、その分野での経験や原体験などを通じて、強い思いや覚悟を持って領域を革新しようとチャレンジしている人にとても魅力を感じます。
また、ビジョンを達成するためにこだわりや軸を持ちつつ、顧客やパートナーなど、関係者と誠実に向き合っている人を信頼しています。
今後の展望を教えてください!
「社会を一歩でも確実に前進させた」と思える仕事をしたいです。その過程で熱量やワクワクが伴う事業やチームを、できる限り近くで応援し続けたいです。キャピタリストとしては、まずはより多くの起業家やスタートアップと出会い、周囲のVCや投資先から学びつつ、おこがましいですが私個人としても関われる範囲を少しずつ広げていきたいと考えています。
投資先のスタートアップと同じ目線で応援者として一緒に悩んだり、支えられる存在になりたいと思っています。
スタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
まだまだ勉強中ですが、課題解決を通じて社会をよりポジティブな方向に前進させる一助になりたいと思っています。より大きなゴールに向けて一緒にチャレンジしていきたいです。
大きな志を持って挑戦されている方々と、ぜひ積極的にお話しさせていただきたいと思っています。フラットに向き合い、悩みも含めて一緒に考える存在でありたいと思っています。
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