「起業家の知恵や経験が循環する独自のコミュニティで、皆で社会を変えていく」千葉道場 廣田航輝さん

2026-01-28

  • インタビュー

起業家の知恵や経験が循環する独自のコミュニティで、皆で社会を変えていく

千葉道場ファンド 廣田航輝さん

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Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。

今回は千葉道場ファンドの廣田 航輝さんにお話を聞きました。

廣田 航輝
千葉道場株式会社 取締役
千葉道場ファンド ジェネラル・パートナー
大阪市立大学商学部卒業後、SBIインベストメントに入社。一貫してベンチャーキャピタルの投資業務に従事。シードからレイターステージまでリードインベスターとして幅広いステージの投資を担当。その後2020年11月千葉道場ファンドに参画。2024年7月ジェネラルパートナーに就任。

投資条件や投資実績がわかる!廣田 航輝さんの投資家プロフィールはこちら👇(クリックするとプロフィールを閲覧できます。)

まずは、廣田さんについて教えてください!

千葉道場ファンドの廣田と申します。

第二新卒でSBIインベストメントに入社し、最初の3年半はミドルからレイターフェーズの投資担当として新規投資を行っていました。そんな中、2020年に千葉道場ファンドが立ち上がるという話をたまたまご縁でいただき、千葉道場ファンドに入り、今に至ります。

これまでのキャリアと、投資家になったきっかけは?

大学時代はスタートアップとはまったく無縁でした。大阪市立大学の商学部に在籍していたのですが、大学ではろくに勉強もせず、1年生のときに始めた学習塾を個人事業として4年ほど続けていました。

東京で新しい最先端の分野で活躍している人への憧れと、「新しいものを生み出している人たちと一緒に働きたい」という思いがありました。就活のタイミングでベンチャーキャピタル(VC)という職種があると知り、新卒採用をしている会社があると聞いて、この世界に入り込みました。

VCという仕事は、私に向いていると感じています。知的好奇心が旺盛なので、いろんなことを知り、目的や問いを立てて議論する事が好きなんです。マーケットに対する洞察や、「なぜ今投資をすべきなのか」という問いを立てる事、そして投資先の起業家の方とお話しするときに、「経営の課題として何を議論すべきで、どんなスタンスで起業家に向き合うべきなのか」を考え、実行していく事にやりがいを感じます。

またVCを経営していく上で、投資家が起業家と成功や失敗含めた、挑戦に対しての時間軸が合っている事が重要だと思っています。だからこそ合わせるためにも、VC側が「僕とやらせてください」というのをちゃんと伝えた上で、最後までコミットしないといけないと思っています。なので

千葉道場ファンドを選んだのは、千葉さんの人柄に惹かれたことと「起業家を真の意味で支えていく事ができるのはVCではなく、コミュニティなのではないか」と思ったからです。

現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか? 

投資領域は何も絞っていません。B to C、B to Bも問わず、何でも投資対象です。フェーズはシード、アーリーが中心です。

千葉道場ファンドは、千葉道場のコミュニティを母体としたVCで、投資をすること自体を千葉道場コミュニティへの「採用活動」と捉えているんです。

コミュニティは日本語に訳すと「共同体」です 。共同体というのは、共通の目的を持って集まる集団のことですね。我々の共同体は「まだ見ぬ幸せな未来をテクノロジーで世界の課題を解決しようとしているスタートアップ起業家のコミュニティ」です。

大事なポイントは我々はベンチャーキャピタルが主たる活動ではなく、あくまでもコミュニティの機能の一つとしてファンドがある、という位置づけです。

起業家にとって、経営にあたって、コミュニティがmustかは分かりません。しかしコミュニティには失敗も成功もあらゆる知見が内包されており、千葉道場コミュニティは10年間その成功と失敗の経験を積み上げてきています。だからこそ、コミュニティがある事で失敗の確率を少しでも下げて、起業家が目指すべき未来を実現するためのサポートになればと思っています。

千葉道場コミュニティからはIPOもすでに6社出ており、M&Aも数多くあります。みんながチャレンジしてきた礎、経験というものがナレッジとして蓄積されているわけです。それは尊いものだと信じています。

千葉道場ファンドから投資させて頂いた際にはコミュニティに入っていただくので、オンボーディングがあります。その後は、基本的に半年に1回の合宿に参加していただきながら、別の勉強会を行ったりと、とにかくコミュニティとしての関わりがほとんどです。

株主としての関わり方は、基本的にすべて起業家が求めるものに合わせるスタンスです。

毎月ミーティングしたいという起業家には合わせます。3ヶ月に1回の報告で十分というところであれば、3ヶ月に1回。まったくやり取りしていない先もあります。逆に、役員で入ってほしいというオファーをいただくこともあります。そのときは社外取締役として入ります。

起業家の無駄な時間を奪わないことを大切にしているので、「起業家に任せています」という感じですね。

魅力を感じる起業家はどのような人ですか?

我々のコミュニティのカルチャーにフィットする人だと考えています。具体的に言えば「誰とどんな社会を作りたいか」が明確な人です。

個人的なWill(これをやりたい)よりも、みんなで達成していくWillが強いこと。そして、実現したい社会というものがあって、その社会を実現するためにスタートアップをやっている、というのが重要です。「儲かるからやる」ではない、というところです。

投資させて頂く際は「この起業家の方をコミュニティの起業家の方全員に誇りを持ってご紹介できるか」ということを常に問いながら、何度も会って判断するようにしています。

今後の展望を教えてください!

コミュニティは拡大することよりも長く続くことの方が重要なので、拡大よりもサステナビリティを優先し、粛々と30年から50年と続いていくことを目指しています。

スタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!

私たちはコミュニティビルダーとして「コミュニティという事業をやっている」という自負を持って仕事をしています。起業家の方も事業を起こして、未来をつくろうとする仲間だと思っています。だからこそ、たくさんの素晴らしい起業家の方々に千葉道場コミュニティに来ていただければ嬉しいです。

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