
2024-10-02
インタビュー
1人の起業家の成功が周囲に伝播し次々と行動変容が起こる社会をリードする
TBSイノベーション・パートナーズ 高田拳伍さん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はTBSイノベーション・パートナーズの高田拳伍さんにお話を聞きました。
高田拳伍
京都大学法学部卒業後、株式会社電通に入社。グローバルスポーツ局にて、ラグビーワールドカップ2019を担当。スポンサーシップセールスと海外事業者との連携が必要な大会運営に従事。大会終了後は、スポーツ観戦DXやスポーツ協賛価値の定量化等、データ分析に関する業務も担当。株式会社電通クロスブレインへの出向も経験し、国内最大級のECサービスやコミュニケーションサービスのデータを活用した広告商品の開発に取り組む。2022年1月にW株式会社に参画、シード・アーリーのB2Cスタートアップへの投資を20件程度実行。2023年からはインドネシアでの投資事業の立ち上げを実施し、現地のスタートアップ5社程度に投資実行。2024年4月にTBSホールディングスに入社。TBSイノベーション・パートナーズからのスタートアップ投資とTBS本体からの投資、M&Aを担当。投資条件がわかる!投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)
まずは、高田さんについて教えてください!
TBSイノベーション・パートナーズの高田です。
大学時代、アメフト部の監督に言われた「社会をリードする人材になりなさい」という言葉が自分の人生に大きく影響を与えました。その後、教育という領域で「社会をリードする」を実現することができれば自分だけではなくもっと多くの人にその影響を伝播できると考え、「教育」にこだわるようになりました。
最初はスポーツ×教育、次はスタートアップ投資を通して起業家を応援し「成功した起業家が周囲に影響を与える」という広義の教育、そして今はスタートアップ投資に加えて海外で自分自身が投資やM&Aを成功させることで周囲の行動変容を起こし、「社会をリードする」を実現しようと思っています。
高田さんが投資家になったきっかけは何ですか?
働くうちに様々な「教育」の形があると考えるようになりました。今は、「自分の近くの人が自分らしく生きてチャレンジして成功する。その姿に周りが影響され、次々に社会をリードする人が増える。」、これこそが教育なのではないかと考えています。
投資家として起業家を応援し、その起業家が成功することによって周りの人が影響を受け、そこで変わった人の周囲も影響を受けます。自分が投資家として1人でも多くの起業家を支え、この好循環を生み出したいと思い、投資家になりました。
現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
TBS本体の事業領域はメディアやコマース、教育、スマートシティ等と幅広く、関連する領域であれば投資領域になるので、BtoCサービス全般が投資対象です。フェーズはプレシリーズA以降が中心で、金額は3,000万円〜2億円程度です。フォロー投資が多いです。
協業がすでに進んでいて今後もさらに深い事業シナジーが見込まれる場合は、CVCではなく本体からの出資の可能性もあり、その場合はフェーズや金額を個別に相談しております。CVCはスタートアップの窓口的な役割も担いますので、協業目的のご連絡などもお待ちしております。
投資先との関わり方は、TBSのアセットを使って投資先の事業拡大に貢献できるよう一緒に事業開発をするケースが多いです。また、私自身のアセットである前職の独立系VCでの経験を活かし、事業成長に寄与する、自分のネットワークを活かして人の紹介もします。資金調達の際は、事業計画やピッチデック作成をサポートしたり、相性がよさそうな投資家の紹介もします。
ランチやお茶をしながら毎月のキャッチアップをすることもあります。オンライン会議ではお話しいただけない悩みも、食事中だとするっと出てくることがあるので、その中で何か力になれることがないか見つけ出すようにしています。
魅力を感じる起業家はどのような人ですか?
3つあります。
1つ目は、当該領域の解像度がとにかく高い起業家。パソコンの上だけではなく、泥臭く一次情報を取りに行く起業家に魅力を感じます。
2つ目は、謙虚だけれど根拠のない自信を持っている起業家。確率でいうと失敗する方が多いのがスタートアップなので、絶対にできるという意志の強さが大切だと思っています。
3つ目は、将来的な海外展開を見据えた起業家。投資家としてだけでなくプレイヤーとしても海外で自分が戦うので、そこでのネットワークや知見が共有できる、共有し合える起業家とご一緒したいです。
今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
昨年インドネシアに滞在した際、何者でもない自分に現地のスタートアップや投資家がすごく良くしてくれました。それは日本の先人たちの功績によるものだと、彼らと話す中でも生活する中でも感じました。
一方で、30年後に同じように訪れた人がその恩恵を受けられるかというとそうではない気もしました。この体験から、グローバルでの日本のプレゼンスを維持・向上させることに心血を注ぎたく、投資を通して、スタートアップやエンターテイメントの力を借り、実現していく所存です。
また、私にスタートアップ投資を教えてくれた人から「起業家は起業している時点でお前よりえらい」と教わりました。本当にその通りだと思っています。そのスタンスを根底に持ちながら、言うべきことは言い、やるべきことはやり、主役である起業家を支えていきます。
繰り返しになりますが、私がやりたいのは「起業家が本当に実現したい世界観を作り上げることに成功し、それが周囲に伝播して、価値観の変化や行動変容を起こしていく社会をリードすること」です。
私自身も投資家としてだけではなく、TBSの事業領域を拡張すべく、海外事業者との連携業務を中心に、事業開発のプレイヤーとして海外で本気で戦っています。一緒に世界で挑戦しましょう。
Startup Nextを運営するスマートラウンドでは、スタートアップが無料で使えるデータ共有プラットフォーム「smartround」を提供しています。株主総会や資本政策など、少しでも業務を効率化したい方は無料登録の上、ご利用ください。
またその他にも、スタートアップ向けのお役立ち資料・テンプレートをご用意しています。ダウンロードはこちらから。




















