「カラオケで何度も練習した初めてのピッチ。1日で会社の見られ方が変わる」LINDA PESA株式会社 CEO 山口亜祐さん

2024-01-24

    カラオケで何度も練習した初めてのピッチ。1日で会社の見られ方が変わる

    LINDA PESA株式会社 CEO 山口亜祐さん

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    スタートアップにとってピッチコンテストは、事業を多くの人々に知っていただくだけではなく、メンタリングや様々な視点からのフィードバックを受けられる貴重な機会です。そんなピッチコンテストで受賞する起業家には、ピッチを通してどのような変化があるのでしょうか。

    今回はSHIBUYA QWSが主催するピッチアワード「QWS STARTUP AWARD#1」で審査員賞を受賞された、アフリカでスモールビジネス向けフィンテック事業を展開するLINDA PESA株式会社 CEO山口亜祐さんに起業家目線でのピッチコンテストの経験やピッチコンテストを通して得られた変化についてお伺いします。

    なお、本稿は企画協力 QWS STARTUP AWARD#2との連動企画にてお届けしています。

    山口亜祐
    LINDA PESA株式会社 代表取締役CEO
    
    税理士法人にて海外進出支援等に従事。2018年よりWASSHAにて財務経理部長として、2021年よりBaridi Baridiにて企画部長として、タンザニアに勤務。2022年1月LINDA PESA創業。アフリカスモールビジネス経営のDX化と、ビジネスオーナーの金融市場へのアクセス実現を目指し、経営管理AppのLINDA PESAをタンザニア現地で開発・展開している。中小企業診断士。

    LINDA PESA社がピッチコンテスト「QWS STARTUP AWARD #1」に応募されたきっかけは何だったんですか?

    実は、当時はまだサービスリリース前だったので「まだ早いな」と思っていました。そんな時に「応募してみなよ!きっといけるから」と背中を押してくださった方がいらっしゃったんです。そのひと押しがきっかけでした。

    書類が通った時は本当に嬉しかったです。こういったピッチコンテストでの書類通過が初めてだったので。急いで資料を準備し、プレゼンの練習を始めました。

    初めてのピッチコンテストだったんですね!当日までの準備はどのように進められましたか?

    まずは、それまで投資家向けの資料しか作っていなかったので、ピッチ向けの資料に作り直しました。

    あとはひたすらプレゼンの練習です。5分という短い時間で何を伝えるべきか、取捨選択にかなり苦戦しました。先輩起業家に相談し、アドバイスをもらったりもしましたね。初めてで不安だらけだったので、カラオケボックスで何度も何度もプレゼンを練習し、動画を撮っては見返して改善を繰り返しました。ピッチ当日の朝も、渋谷のカラオケで練習してから向かったくらいです!

    そんな気合いの入ったピッチをしてみて、実際どんなことを感じましたか?

    終わってみて思うのは、「よくあれだけの情報量を詰め込んだな!」と我ながら思うほどぎゅうぎゅうのプレゼンでした。初めてのピッチあるあるですかね。「あれも伝えたい、これも伝えたい!削れとアドバイスはされるものの、削れるところなんてない!練習通りにプレゼンできれば時間内に全て伝えきれるはずだ!」と、とにかく必死で。

    これでもかというほど練習した成果もあり、なんとか無事プレゼンを終えられましたが、それ以降に出場するピッチでは情報を整理して、より余裕のあるプレゼンを心がけるようになりました。

    QWS STARTUP AWARD #1 LINDA PESA

    いざ出場し、審査員特別賞を受賞!本当におめでとうございます。受賞されていかがでしたか?

    受賞して嬉しかったことはたくさんあります。

    まず、ピッチに初めて出られてしかも賞をいただいたことで他のピッチも通過しやすくなり、その結果として資金調達ができたりと、事業がどんどん進むきっかけになりました。取材記事にも載ることができて、「1度評価されたことがある会社」として「好調な会社っぽいモメンタム」ができたと感じました。

    投資家さんや幼馴染からお祝いの声もいただけましたし、一番嬉しかったのは、現地のメンバーが「日本でうちの会社が評価されている!」と感じてくれて、社内の雰囲気が格段に明るくなったことでした。こうした全てが、私個人としても大きな自信になりました。

    他にも、賞としていただいたGoogle Pixelのおかげで素敵な写真が撮れるようになり、今もタンザニアでの広報にとても役立っています。また、当時は日本のオフィスがなかったので、QWSも存分に使わせていただきました。

    賞以外にも多くを得られたのですね!事業に変化はありましたか?

    2022年11月当時は、まだベータ版をリリースしつつ機能を追加しているような状態でした。

    それが約1年経った今では、お客様が100社以上増えましたし、メインの会計アプリの他にアプリを2つリリースしていますし、スモールビジネス向けのローンも発行しています。

    考えてみたら何もかも変わっていますね!

    今思い返すとピッチに出たことによる直接的な変化というよりは、先述の通り良いモメンタムが形成され、そのおかげで初めての資金調達に向けたはずみとなったという印象です。

    最後に、改めてスタートアップがピッチコンテストに出る意義と、これからピッチに挑戦するスタートアップへメッセージをお願いします。

    とにかくお伝えしたいのは、「1日で会社の見られ方が変わるよ」ということです。認知度が上がり、社会的信頼に繋がります。たくさんあるスタートアップの中で目立つことはそう簡単ではありませんが、だからこそピッチコンテストという、知名度のあるイベントの力を借りてほしいと思います。

    審査員も有名な方ばかりですし、その時にできた起業家や関係者の方々との繋がりが今も活きています。自分だけの力では到底リーチできないような方との出会いがあり、本当に出てよかったです。

    これまでピッチコンテストに応募したことがない方でも、チャンスがあればぜひ臆せず応募してほしいです!応募した先には、賞だけでなく想像以上に得るものがあるはずです。

    QWS STARTUP AWARD#1

    山口さん、ありがとうございました!

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