
2024-07-19
インタビュー
コマース領域の未来創造から始め、子供や孫の世代に豊かな暮らしを
New Commerce Ventures 大久保洸平さん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はNew Commerce Venturesの大久保洸平さんにお話を聞きました。
大久保洸平
東京工業大学大学院卒業後、ヤフー株式会社に入社。Yahoo!ショッピングにて、出店企業へのコンサル営業、サービスEC事業立上げ、広告企画の業務に従事。またCSO(Chief Strategy Officer)室にて調査業務も担当。2017年よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画。コマース領域を中心としたスタートアップ支援に注力。2022年、コマース領域特化型のベンチャーキャピタルNew Commerce Venturesを設立。スタートアップ支援、及び、オープンイノベーション支援を行う。また、日本オムニチャネル協会監事、日本ショッピングセンター協会アカデミー講師としても活動。投資条件や投資実績がわかる!大久保洸平さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)
まずは、大久保さんについて教えてください!
New Commerce Venturesの大久保です!
子供の頃から世の中の仕組みに関心があり、学生時代は一番身近な自然界の仕組みである「天気を研究したい」という思いから、ゲリラ豪雨の研究をしていました。大学院に進学する際には、人工現象(自然現象の逆で、人工的に起きる現象の略語)の仕組みを知りたい、ということで理系版MBAとも言われるMOT(技術経営)を専攻していました。
理系大学院だったため友人たちの多くはメーカーの研究職等に就職する中、私が就職先として選んだのはヤフー。しかも営業職でした。
きっかけは、大学院時代に行ったシリコンバレーインターン中のヤフー・グーグル・テスラ等のオフィス訪問でした。世界を変えているテクノロジー企業の雰囲気を肌で感じ「自分もこの業界に身を投じねば!」と直感的に思い、ヤフーに入社。中でも、当時ソフトバンク孫さんが「eコマース革命だ!」と大号令の最中だったこともあり、ヤフーショッピングを選択しました。
ヤフーショッピングでは営業や広告企画、新規事業立ち上げなど幅広い経験をすることができ、インターネットのパワーを改めて感じました。そして、今でこそコマース特化型ファンドをやっていますが、振り返ると当時から「コマース=”価値交換”」という人工現象が、自分の仕組み/原理原則への関心とアラインしていたのだと思います。
大久保さんが投資家になったきっかけは何ですか?
投資家になったきっかけは、ヤフーから転職しようと考えていた時に当時のYJキャピタル社長の堀さんと出会ったことです。当時はベンチャーキャピタルについてあまり知らなかったのですが、知れば知るほど自分の転職の軸とも重なり、社内転職の制度を使って異動しました。
入社初日に「ダウンタウンになれ!」と堀さんに言われたのは、今でも強烈に残っています。要は、「キャピタリストは会社ではなく個人の看板で仕事を取りに行く必要がある」という趣旨です。これまでとは全く違う世界だと感じました。
「何者でもない自分に情報発信する価値はあるのか?」と悩みながらもすぐにSNSアカウントを開設し、コマース領域を中心に情報発信をコツコツし始めました。それが今ではコマース特化型ファンドに繋がっているので、何がどこでどう活きるかわからないものですね。
「投資家というキャリアで独立しよう」と決めたのは、子供の存在がきっかけでした。子供が大人になった時によりよい世界になっていて欲しいと思うようになったのですが、VCとして数年キャリアを築く中で「よりよい世界を実現するのは起業家の方々だな」と感じていました。であれば私は、起業家をVCという立場で支援していきたいと思い、VCという生き方を選択しました。

現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
投資領域は、モノやサービス(飲食・旅行など)の生産から消費までのサプライチェーンの課題解決をする会社です。ビジネスモデルとしては一番多いのがSaaSのようなenablerモデル、2番目にマーケットプレイスモデル、3番目に直感的に誰もがイメージするECやD2Cモデルです。
フェーズはシードを中心にオールステージで投資しています。シードではリードを中心に出資しています。金額はステージによって1,000万円〜1億円で検討しております。
弊社は多種多様なイベント(スタートアップと事業会社のマッチングイベントや、コマース起業家交流会、先輩経営者を囲む会、出資先交流会など)を毎月のように開催しており、n対nの場での対面での交流が多いのが特徴です。
特に我々は領域特化型VCということもあり、事業会社の方のオープンイノベーションの活性化にも貢献したいという思いから、スタートアップと事業会社のマッチングに注力しています。
個別でのmtgはリードで出資している場合を中心に毎週/隔週等の頻度で行っています。投資先間もコマース領域で共通していますし、我々もVCという事業モデルでコマース領域で起業している気持ちです!
そんな「皆で一丸となってコマース領域の未来創造に貢献していきたい」という思いから、社名もNew Commerce Venture"s"という名前にしています。

魅力を感じる起業家はどのような人ですか?
ファンド事業は時間がかかるので、独立してからは特に「10年単位で一緒に時を過ごしたいと思えるのか」というのが直感的な側面での自分への問いになっています。
「10年単位で一緒に時を過ごしたい」と思う要素を分解すると、まず「夢や志、情熱の大きさ」があり、加えて「挑戦している市場や業界としての面白さ」があると思います。
今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
個人的な今後の展望としては、VCというキャリアを選択した背景にも繋がりますが、子供や孫の世代が豊かな暮らしができるような、国力の向上につながっていくことに色々挑戦していきたいと思っています。
今は日本国内におけるコマース領域VCというポジションですが、コマースやVCや日本国内といった枠にとらわれずに、ワクワクする取り組みを増やしていきたいです。
とはいえ、今はNew Commerce Venturesとして活動しているので、コマース領域の未来創造をされる方はぜひ一緒に盛り上げていきましょう!!お気軽にお声がけください。お待ちしています!
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