「起業家の大局を見据えた決断を正解にしていくために」Angel Bridge 小林智裕さん

2023-12-25

  • インタビュー

起業家の大局を見据えた決断を正解にしていくために

Angel Bridge 小林智裕さん

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Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はAngel Bridgeの小林智裕さんにお話を聞きました。

小林智裕
東京大学大学院情報理工学系研究科にて、ロボティクスや人間の知覚に関する研究に従事。大学院修了後、2015年にマッキンゼーに入社し、製造業・消費財を中心に、全社・新規事業戦略、M&A支援、全社改革の実行支援など幅広い領域のプロジェクトに従事。21年にマッキンゼーを離れ、VCのSTRIVEを経て、Angel Bridgeに2022年に入社し、現在に至る。

投資条件や投資実績がわかる!小林智裕さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)

まずは、小林さんについて教えてください。

Angel Bridgeで、AIやIoT、FinTech、Eコマース、サプライチェーンテックなどを中心に幅広い分野の投資検討をしている小林です。

大学院時代は、ロボットを使って人間の知覚を解明する研究に取り組んでいました。卒業後はマッキンゼーに入社し、主に製造業や物流業界の顧客向けに全社事業戦略策定やオペレーション改善、M&Aの支援を担当しました。6年勤めた後、ベンチャーキャピタルのSTRIVEを経て、2022年にAngel Bridgeにジョインし、今に至ります。

小林さんが投資家になったきっかけは何ですか?

スタートアップに興味をもった瞬間という意味では、学生時代に遡ります。当時、スタートアップのインターンを経験する中で、改善サイクルを回すことで成長が加速する経験や新しくプロダクトを作って世に出して仮説検証を繰り返せることの面白さを感じるようになりました。スタートアップ業界に興味を持ったのは、この体験からです。

その後、就職したマッキンゼーではマネージャーとしてチームを引っ張ったり、成果物に責任をもって完遂するという経験ができました。そして、いざ次のステージに進もうと考えた時、スタートアップへの興味を思い出したんです。

スタートアップ業界から各産業を盛り上げたいという思いがあるので、スタートアップへの参画も検討しました。しかし、自分自身の能力や経験と向き合った結果、最終的にVCのキャリアを選びました。これまでの経験やスキルを活かせることや領域問わず多方面に興味を持てることがVCとして歩むにあたり、お役に立てるのではと思っています。

現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか? 

現在FinTechからバイオまで複数社のスタートアップの皆様の挑戦を伴走しております。個人的に注目している領域は、AIやIoT、FinTech、Eコマース、サプライチェーンテック(調達から物流まで)、既存産業DX、ロボティクス、衛星データを活用したサービスです。自身の大学時代や前職での経験との連続性があるので、良い意味で関心深い領域です。共通している部分としては、世の中に与える影響が大きく、社会を変革しうるプロダクトや技術を開発しているという点があります。

投資先の皆様とは、毎月定例をしたり、戦略の壁打ちなどをスポットでご支援したり、領域のエキスパートをご紹介したり、次回のファイナンスを支援したりするなど様々です。また、顧客やパートナー候補の会社のご紹介やCXOや部門責任者レベルの経営人材の紹介などの面でも支援しています。

魅力を感じる事業や起業家はどのような人ですか?

「大きな挑戦をご一緒したい!」と思う起業家の皆様の特徴は3つあります。

1つ目は「視座が高く、見据えている世界が広いこと」です。言い換えると「社会に大きなインパクトを与えうる課題に取り組んでいるか」という点です。企業の成長や会社としての限界値は、トップの経営陣の目標の高さによって決まると考えているので、この点は特に重視しています。

2つ目は「巻き込み力」です。スタートアップ経営において、特に会社を大きくしていく段階では、いかに優秀な人材を巻き込めるかが重要になってきます。目指すビジョンやパッションを自分の言葉で語れるか、また周りが協力したいと思えるようなチャーミングさがあるかも大切にしている部分です。

そして、最後は「挑戦を楽しめる胆力」です。スタートアップ業界は不確実性や複雑性が高いため、厳しい長期戦になりがちです。したがって、精神面・体力面ともに強い胆力が求められると思っています。そういった難しい挑戦を楽しみながら困難を乗り越えていける起業家の方々は、大変魅力的です。

今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!

世の中は今、不確実性が高く、変化が速い時代になってきています。意思決定に必要な情報が十分に揃っていなくても、決断を強いられる場面は数多く存在します。正解を選ぶのに汲々とするのではなく「大局を見据えて決断した選択を正解にしていく」ような挑戦を、パートナーとして伴走していきたいです。

中長期的にはスタートアップ業界から日本の産業界全体を活性化し、社会課題解決の加速化に少しでも貢献していきたいと思っています。

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