
2023-11-16
インタビュー
科学技術で市場に革新をもたらす起業家の熱量に魅せられて
東大IPC 片山達彦さん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下、東大IPC)の片山達彦さんにお話を聞きました。
片山達彦
大阪大学大学院生命機能研究科を卒業後、NTTコミュニケーションズに入社。法人SEとして大規模案件の提案から保守運用までを経験。経営企画部にて、Googleの技術と、自社の音声技術を活用したコールセンターの自動化サービスの企画、構築し収益化。社内インキュベーションプラグラムの立ち上げから新規事業創出までを支援。2022年より東大IPCにキャピタリストとして参画し、現在に至る。投資条件や投資実績がわかる!片山達彦さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)
片山さんが審査員をされる「QWS STARTUP AWARD 2026」の応募は2026年1月13日(火)まで!

まずは、片山さんについて教えてください!
東大IPCでキャピタリストをしています、片山です。前職のNTTコミュニケーションズで培った経験から、ディープテック分野を中心にシードからレイターまで幅広く投資を行っています。
片山さんが投資家になったきっかけは何ですか?
投資家になったきっかけは2つあります。
1つ目は、前職在籍時にスタートアップとの業務資本提携を進めていた経験です。出資には至らなかったものの、技術をコアに革新的なアイデアを持ち、限りない熱量でその実現を追求するスタートアップの世界に深く触れこの業界に魅力を感じました。
2つ目は、本業とは関係なくスタートアップ側の資金調達のお手伝いをする過程で、数人のキャピタリストと面談をする機会に恵まれたことです。サポートしてくださったとあるキャピタリストの持つ情熱やスタートアップに投じるエネルギーに触れ、ベンチャーキャピタル業界の面白さと役割の重要性を認識しました。
この2つの偶然の出会いが、今のキャリアを作る大きな転換点になりました。
現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
私が所属する東大IPCは、シードからレイターまでの主にディープテックスタートアップを対象に投資活動をしています。起業支援プログラムの1stRoundを通して、創業前・直後のディープテック領域の起業家を支援しているのも大きな特徴です。また、大企業の事業の一部を切り出すカーブアウト領域でも支援プログラムを進めています。
担当先の領域は、ドローン、エネルギー、ヘルスケア、AI、IoTです。前職がIT関連だったこともあり、ITと産業課題の掛け合わせで事業を進める会社を多く支援しています。
また、松尾研のLLM(Large Language Model:大規模言語モデル)のサマースクールを修了したこともあり、LLMの社会実装をするスタートアップには強い関心があります。LLMにどこまでのことが出来るかを試したく、アプリを作って社内利用をするほど興味があります。
投資先や支援先との関わり方は様々です。月に1回ミーティングするところもあれば、起業家の方から必要とされれば、毎日電話やテキストでやりとりすることもあります。
経営支援、人材支援、投資に関してもそれぞれのスタートアップの状態に応じて実施しています。
魅力を感じる事業や起業家はどのような人ですか?
お会いするすべての起業家は、それぞれの志を持っておられて魅力的だと思っています。
中でも、研究成果や蓄積された技術によって、産業を根底から変える革新をもたらそうとしている事業や、市場がまだ存在しない領域でその市場を自ら作り出す、エネルギー溢れる起業家は本当に魅力的ですね。
課題の現場を歩き回る起業家にも魅力を感じます。現場の一次課題に対して、起業家が自ら赴き課題のヒアリングをしっかりして、現場での実体験とそこから得られる洞察で事業を進めている方にも惹かれます。
また、起業家だけではなく、修羅場を数多く経験している方は人としての魅力を感じますね。
今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
日本が長年にわたり築き上げてきた、大学や企業による研究開発の蓄積は、測り知れない価値を持っています。これらの貴重な科学技術を活かして新たな事業を創出し、社会に新しい価値を提供することを、スタートアップを支援する立場として積極的にサポートしていきたいと考えています。ディープテックだけでなく、その他の分野のスタートアップにおいても、これらの資源を活用してさらなる成長をサポートできたら幸いです。
アイデア段階や創業に至る前であっても、どうぞ遠慮なくご連絡いただければ幸いです。
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