「世界に通用する事業を日本のスタートアップと共に」D4V 永瀬史章さん

2023-09-26

  • インタビュー

世界に通用する事業を日本のスタートアップと共に

D4V 永瀬史章さん

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Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はD4Vの永瀬史章さんにお話を聞きました。

永瀬史章
D4Vのパートナー。ファンド運営、ソーシングやデューデリジェンスから投資先支援までを一貫してマネジメント。主な投資先は、Yuimedi、 ヘッジホッグ・メドテック、 GPx、 Scalar、STUDIO、Voicy、アンビリアル、エボラニ、フィナンシェ、 dreamstock、TechBowl、ナッジ、taskey等。大学および大学院では神経科学・認知科学・画像解析を学び、外資証券会社やファンドでのインターンを経て、PwC Strategy&に入社。2018年D4Vに参画。

投資条件や投資実績がわかる!永瀬史章さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)

まずは、永瀬さんについて教えてください!

D4Vではファンド運営、ソーシングやデューデリジェンスから投資先支援までのマネジメントを担当しています。ヘルスケアやテクノロジーからtoCのエンターテインメントまで幅広い領域に投資しています。プライベートでは、山登りやロードバイク、ポーカーやボードゲームを楽しんでいます。自然の中で過ごすのも好きなので、最近は家族や友人と郊外の自然の多い公園にいったりしています。

永瀬さんが投資家になったきっかけは何ですか?

2018年の春、当時在籍していたコンサルタント会社からスタートアップへの転職を考えていた際に、D4Vからベンチャーキャピタリストになる誘いを受けたことです。

実は、スタートアップの事業に関わることにはそれ以前からも関心を持っていました。私が学生時代に就職活動をしていた頃は、ユーグレナの上場などが決まってバイオベンチャーへの注目度が一気に高まっていた時期だったんです。大学で神経科学を専攻していたこともあり、気づけば「いつかこうした先進事業に携わりたい」と思うようになっていました。

転職の際にスタートアップに加わる道もありましたが、それでもVCの道を選んだのは、D4Vの独特なスタートアップとの関わり方に魅力を感じたからです。特に重視していたのは「日本から世界へ」というポイント。日本の優れたスタートアップと、より良いプロダクトをデザインするサポートを掛け合わせれば、世界に通用する事業を創り上げられると信じています。

投資に直結するバックグラウンドがあったわけではないので、キャピタリストになりたての頃は「とにかく自分にできることは全部やろう」とがむしゃらでした。6年余りたった今、当時からの人との繋がりや経験がスタートアップの起業家と向き合ううえで大きな助けとなっています。

現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか? 

D4Vのファンド全体では事業領域の制限はなく、幅広い分野で投資していますが、個人的に思い入れの強い領域はいくつかあります。

たとえば、ヘルスケア領域。コロナ禍でのオンライン診療の浸透をはじめ、あらゆる側面でデジタル化が加速しています。そして、スタートアップが活躍できる幅も広がっていると感じます。直近では、治療用アプリを手掛けるヘッジホッグ・メドテック、遠隔医療の領域で奮闘しているGeneral Prognostics (GPx)、そして臨床データの研究活用を加速させるYuimediと、医療や医療業界のあり方を大きく変えるポテンシャルを持つ3社に出資しました。

他にも、先端技術系(ブロックチェーンなどを含む情報系インフラ技術やエネルギー領域など)やtoCのエンターテインメント領域にも投資しています。こういった国内IPの海外展開が期待できる領域も日本の残されたフロンティアだと考えています。直近ではチャットノベル、漫画からIPの創出を行っているtaskey社へ出資させていただきました。

D4Vではシード・アーリーステージにいるスタートアップへの投資がほとんどなので、プロダクトや事業を創り上げる段階から起業家のサポートに加わることができます。中長期的にどうやって企業の価値を向上させていくのか、競合優位性を築いていくかを投資先の経営陣と一緒に議論する時間を特に大事にしています。ファンドとして様々なハンズオンサポートを提供している一方で、個人として起業家のよき相談相手であることを目指しています。

魅力を感じる事業や起業家はどのような人ですか?

一言で表すならば、「人をひき付ける力がある人」でしょうか。ビジョンに対する情熱と、それを説得力をもって語り、実行できるロジカルさの両方をバランス良く併せ持った人の周りには、必要な助けや人材が自然と集まってくるものです。また、何事にも通じる話ですが、諦めない力がある人が大きな成功を収めると信じています。そのため、そうした人柄が伝わってくると魅力的に映ります。

時折、D4Vはデザインに関連があったり、デザインに力を入れているスタートアップにしか投資しない、という誤解をされていることがあります。そんなことは全くありません。ただ、デザインを含む様々なアプローチで事業成長を支援する体制は整っているので、それらをうまく活用できる柔軟さを持った起業家との相性は良いと思います。

今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!

日本のスタートアップ、スタートアップ支援は年を追うごとにレベルが上がり、厚みを増しています。マーケット環境の急激な変化等多くの荒波はありますが、ユーザーが求めるモノ・サービスをしっかりと届けるという基本は昔も今も変わらないはずです。起業家の皆さんと一緒に課題を一つずつ克服していきたいと考えていますので、熱い思いを胸に秘めた志高い起業家の方々との出会いを楽しみにしています。

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