
2024-12-04
インタビュー
エンタメの未来を拓き、この国の、娯楽を進める
松竹ベンチャーズ株式会社 森川朋彦さん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回は松竹ベンチャーズの森川朋彦さんにお話を聞きました。
森川朋彦
2010年松竹株式会社に新卒入社。演劇事業、社長秘書を経て、経営企画部在籍中にドローン・エアモビリティ領域特化型のVCファンドであるDrone Fundへ出向し、スタートアップ支援業務に従事。2022年松竹のCVCである松竹ベンチャーズ㈱を立ち上げ、アクセラレータープログラムの運営、スタートアップ企業との共創事業支援・投資業務を行っている。2024年度東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)客員メンター。投資条件や投資実績がわかる!森川朋彦さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)
森川さんが審査員をされる「QWS STARTUP AWARD 2026」の応募は2026年1月13日(火)まで!

まずは、森川さんについて教えてください!
松竹ベンチャーズの森川です。
エンタメの中ではスポーツが一番好きで、特にサッカーは昔からやっていたこともあって大好きです!最近はやれていませんが、フットサルをやったり、あとは海外サッカーを観るのも好きですね。アニメでいうとドラゴンボールやスラムダンク世代。それ以外は子どもがいるので、パパ談義も好きです!
私のこれまでのキャリアについてですが、そもそも教員志望だったところ「人生を教えてくれる教科書」としての映像コンテンツの魅力に惹かれ、映像業界を志しました。大学卒業後、創業120年以上の歴史がある老舗のエンタメ企業である松竹に新卒で入社しています。
最初は演劇(歌舞伎)部門に配属され、歌舞伎の国内巡業(いわゆるツアー)の担当として、全国の市民会館等で歌舞伎公演を開催するなど、ゴリゴリの現場勤務を積みました。後に社長秘書での鞄持ち業務と経営企画を経験し、会社全体を俯瞰してみることが増えた中で「もっとダイナミックに新しいことをやっていく必要性があるのではないか」という一種の危機感を感じたんです。
ただ、社内にはそういった知見がほぼない状況。そこで、オープンイノベーションの発想で新規事業開発を行うこと、そして、そのパートナーとなり得るテクノロジーの最前線にいるスタートアップの可能性に注目しました。
その後、VC(Drone Fund)への出向を経て、CVC子会社を立ち上げるに至りました。現在はアクセラレータープログラム等を通じて実際に協業を推進しながら、特にエンタメ領域のスタートアップ企業への出資と投資後のバリューアップ支援を行っています。

(写真:DroneFund出向時)
森川さんが投資家になったきっかけは何ですか?
元々、新規事業やテクノロジーにものすごく興味があったタイプの人間ではなかったのですが、Drone Fundへの出向経験を経て、ファンドやスタートアップが実現しようとしている未来に共感しインスパイアされました。
具体的には「インターネット前提社会」にちなんで「Drone・エアモビリティ前提社会」を実現しようとする志の高さと、その実現に向けて日々ものすごいスピード感でそれらを構築していくスタートアップの凄さを肌で感じたことで、良い意味で衝撃を受け「私のやるべきことはこれだ」と思い込んで、今に至ります。
実際にCVCを立ち上げてみて、自社としてできること・やるべきことを常に模索しながら動いていますが、嬉しいサプライズとしては社内で「新しいことをやっていきたい」という想いを持つ社員が多いことでした。
また、弊社と真剣に向き合ってくださるスタートアップの本気度の高さ、そして事業を進めるスピード感には変わらず圧倒されています。彼ら彼女らが人生をかけて取り組んでいることを支援する私の役割の重大さを、日々感じます。
現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
松竹ベンチャーズでは、新規事業開発での連携を主目的として、そのパートナーとなりうる企業へ投資をしています。
すでに自社が手掛けている領域に限らず、広くエンタテインメント領域を対象としており、日本が強みを持つ(アニメ、ゲーム、キャラクター等)IPコンテンツ等はもちろん、一見飛び地の領域でも市場が大きい産業で新たにエンタテインメントが必要となるような領域には興味を持っています。エンタメ領域に関係なくてもぜひ一度お話してみたいです。
フェーズとしては、投資という観点ではアーリーからレーターまで、事業共創という点ではシードでもプロダクトさえあればご一緒することが可能です。
弊社が行っているアクセラレータープログラムでは、中長期での協業を目指しているためプロダクトさえあれば応募が可能で、スタートアップ企業としても実績を作っていただけるような仕組みを整えているので、メリットが有るかと思います。
▼アクセラプログラムはこちら
https://www.shochiku-ventures.co.jp/accelerator2023/

(写真:アクセラレータープログラム最終報告会)
投資先との関わり方については、基本的には事業連携をメインとした関わりを持つことが多いです。投資先に限らずといった側面もあるのですが、社内への導入や営業支援はもちろん、社外の方を紹介することも多いですし、割と何でもやります。
また、エンタメ業界は比較的狭いこともあり、投資先同士が交流することで協業する例もあるので(飲み会が多いですが笑)そういった場もなるべく設けています!
魅力を感じる起業家はどのような人ですか?
人を動かす魅力を持っている人にはよく騙されます(笑)
もちろん事業の構想力・推進力などの観点も重要ですが、一人でやれることには限界があります。意図的でもいいですし、そうでなくても人が集まる方は応援したくなります。
「人たらし」という表現が良いのかわかりませんが、自然と人を巻き込める(人が寄ってくる)起業家は魅力的にうつります。愛嬌があったり、人柄がよかったり、要素は色々とあると思いますが、それができる人は意外と少ないと感じています。
今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
私たちのミッションは「この国の、娯楽を進める。」です。私としては、日本だけでなく、世界にインパクトを与えられるエンタメやそれに関わる領域の起業家の方と手を携えて、より多くの顧客を感動させることができるような事業を開発し、届けることができたらと思っています。
なので、私にできることは何でもやるスタンスでいます!エンタメの現場、経営企画、事業開発、VC、そしてCVCの経験を通して培ってきた知見はもちろん、人脈も含め、エンタメ領域の一人のプロフェッショナルとして、広くサポートできればと考えており、起業家の方々が実現したい社会や産業の発展に寄与できるように、使えるものは何でも使い、やれることは何でもやりたいです。
とはいえ、まずは気軽にたくさんの起業家の皆さまとお話できたら嬉しいですし、ぜひ一緒に「この国の、娯楽を進める」ことができたら幸せだなと思います。
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