「良い研究でもプロダクトとして世の中に出ることが少ないことへの課題感が原点」グローバル・ブレイン 木塚健太さん

2024-04-10

  • インタビュー

良い研究でもプロダクトとして世の中に出ることが少ないことへの課題感が原点

グローバル・ブレイン 木塚 健太さん

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Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はグローバル・ブレインの木塚健太さんにお話を聞きました。

木塚健太
2005年に新卒で三洋電機に入社し、主に電極の表面材料の研究開発を行う。2010年日本ロレアルに入社しヘアケア製品の研究開発に従事。2014年グローバル・ブレインに参画。 博士(工学)。

投資条件や投資実績がわかる!木塚健太さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)

木塚さんが審査員をされる「QWS STARTUP AWARD 2025」の応募は2025年1月14日(火)まで!

まずは、木塚さんについて教えてください!

グローバル・ブレイン(GB)で投資担当をしております木塚です。

三洋電機で約5年、電極の表面材料の研究開発を行い、同じ時期に博士号を取得しました。そのあとロレアルで約5年ヘアケア製品の研究開発を行い、2014年からGBで投資業務を行っています。

特に食品や消費財領域を専門としていますが、全般的に研究開発型のスタートアップのみなさまへの投資をさせて頂いています。

木塚さんが投資家になったきっかけは何ですか?

約10年の研究開発のキャリアの中で、良い研究でも製品やサービスとして世の中に出ることが少ないことに課題感を感じており、技術を社会実装させるための仕事に関わりたいと考えていました。

元々投資家になりたかったわけではなく、グローバル・ブレインに入社した当時は今ほどベンチャーキャピタルという存在も一般的に認知されていませんでした。その中でご縁があり、今は投資家として仕事をさせていただいています。

現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか? 

グローバル・ブレインでは、CVCを含む複数のファンドを運営しています。領域を問わずですが、私は主にバイオ、食品、AI、センサー、無線、製造業向けサービスなどの研究開発型のスタートアップのみなさまへ投資をさせて頂いています。

また、一部メディアやSaaSの企業様なども担当させて頂いています。

研究開発型のスタートアップにはとても希望があると思っています。まず 国内の成功事例が出てきたことで、それをベンチマークして志を持って起業する方が増えてきました。

それに伴いカンパニークリエーションもふくめ投資するVC が多くなってきており、さらにスタートアップ5か年計画にも明記されたとおり 政府の支援も手厚くなっています。グローバル・ブレインでも研究開発型のスタートアップへの投資をより積極的に行っていきます。

投資先との関係性に関しては、社外取締役になっていたり、最低限の情報だけ頂いたりするのでかなり濃淡がありますが、どんな場面でも安心して発言していただきたいと思い、そうした関係になれるよう心掛けています。

私たちが貢献できるのは投資のプロとして客観的かつ長期的な目線を提供することだと思っています。グローバル・ブレインはシード期向けのアクセラレーターからグロースファンドまで抱えており、Exitも100件を越えているので、成功/失敗事例の蓄積があるのが強みです。私たちが他社の事例などを参考に必要な情報を伝えることができれば、よりよい経営判断や危機回避につなげていただくことが可能だと考えています。

また、どんなに順調にいっても、かならず厳しい局面が出てきます。そうした場面でもできる限りポジティブに関係者で議論できる場をつくっていきたいと思っています。

グローバル・ブレインとしては、ご支援先の特定の役割の方を集めた勉強会や交流会を行っており、共通の悩みをお話しする場であったり、そうした課題を共有できる場もご提供しています。

魅力を感じる事業や起業家はどのような人ですか?

起業家には本当に色々なタイプの方がおられますが、みなさんリスクを取って事業を興しているので魅力に感じています。

その上で、スタートアップの経営では、本当に経営が厳しい状況や意思決定が難しい局面に出くわします。そうした場に強い意思を持って参加し、真摯に誠実に対応できる方を尊敬しています。自分もそうありたいと思っています。

今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!

まだ国内では研究開発型スタートアップへ投資されるお金も潤沢とは言えません。そのなかで、GBでは技術分野を評価したりそのリスクを取ることができる多数のCVCがあり、そうした投資を行う専門性のあるメンバーがいます。

良い技術は国境を越えることができます。海外展開していける力を持つ研究開発型スタートアップに投資を通じてご支援して、日本の社会に貢献していきたいと思います。

ぜひ、 資金調達やその前段でご相談でもお気軽にコンタクトください。

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