
2024-04-23
インタビュー
黒子に徹して、世界で起業家を支える
グローバル・ブレイン 池田翔さん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はグローバル・ブレインの池田翔さんにお話を聞きました。
池田翔
みずほ銀行およびデロイトでの勤務を経て、2018年にグローバル・ブレインに参画。日本および東南アジアにおいて、スタートアップへの投資実行および投資後の支援に従事。インドネシアオフィスの代表としてジャカルタに在住。米国公認会計士。※所属・肩書きはインタビュー当時のものです。
まずは、池田さんについて教えてください!
グローバル・ブレイン(GB)の池田と申します。
みずほ銀行で貸出を中心とした金融業務、デロイトでコンサルティング業務に従事した後、2018年にグローバル・ブレインに参画しました。
参画した当初は日本で投資活動に取り組んでいましたが、デロイト時代に東南アジアに駐在していた経緯から2020年にグローバル・ブレインのインドネシアオフィスを立ち上げ、いまも家族でインドネシアのジャカルタで暮らしています。そのため、現在は日本と東南アジアの両方で投資活動を行っています。
成熟した日本とまだまだカオスなインドネシアの両方を深く見ていると、文化や発展度合いの差から見えてくる示唆もあり、とても興味深いです。また、日本と東南アジアの架け橋になれればと思い、日々活動しています。
池田さんが投資家になったきっかけは何ですか?
残念ながらかっこいい話は何もなく、完全に縁とタイミングです。
最初に働いた銀行で7年間勤め、次のコンサルティングファームでも約7年間が経過したあたりで、「そろそろ次を考えようかな」という時に、たまたまグローバル・ブレインに出会いました。
正直言って、当時はスタートアップやVCへの関心は深くなかったのですが、話を聞くうちに投資の世界に興味を持った次第です。銀行でかじったファイナンスや、コンサルで触れた色んな意味でのタフネスが活かせると思いました。
また、若い方が多いスタートアップと関わる仕事であれば、ポジティブな人と仕事ができて楽しいかもしれない、という軽い気持ちも大きかったです。
当時はだいぶ軽く決めましたが、今では正しい選択だったかなと感じています。
現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
私はあまり領域を絞っておらず、幅広く投資活動を行っています。
国内だと、メタバースのクラスター社、介護領域のカイゴメディア社、医療領域のHOKUTO社、企業向け健康管理のiCARE社、マイクロファイナンスの五常・アンド・カンパニー社などをご支援しています。東南アジアでも、フィンテック、コマース、スマートシティ、ヘルスケアなど色々な領域の面白いスタートアップに出資させていただいています。
私自身は、残念ながら起業経験はまだなく、昔から事業を陰ながら支えることでキャリアを築いてきました。銀行では「カネ」を、コンサルでは「チエ」を提供しながら伴走してきた次第です。VCでもその姿勢は変わらず、黒子として起業家のみなさまを応援していきたいと思っています。
投資先との関わり方はケースバイケースで幅がありますね。特に海外では支援リソースが限られますので、いわゆるハンズイフというスタンスが多いです。
素晴らしい起業家の皆様にご一緒させていただいていますので、邪魔をせずに資金面で支援することが第一だと思っています。その上で、これまで築いてきたネットワークを駆使して、+αのお手伝いができるように頭を絞っています。
魅力を感じる事業や起業家はどのような人ですか?
ぶっ飛んだことを語りつつ、人を惹きつける力がある方ですね。
起業家の方のタイプによりますが、大きなことを成し遂げるには、その人にしか見えない未来が見えている、または見ようとしているケースが多いと思います。そのため、早期の段階では「この人の言ってることは意味が分からないな」と感じるくらいでちょうど良いと感じています。誰でも想像できる未来を目指してもつまらないですしね。
一方で、人間が一人でできることは限られますので、人を巻き込んでいくことが必要です。人を惹きつける魅力のあり方は百人百様ですが、特に起業家ご自身が持たないケイパビリティを有する方を巻き込めているかどうかは、重要なポイントかと思っています。
それは、強力なコミュニケーション力かもしれませんし、尖りまくったクセの強さかもしれせんし、もしかしたらある種の頼りなさかもしれません。いずれにせよ、事業を大きくするためには、色々な人からの信頼を勝ち得て支援を得る必要がありますので、それを継続的に出来ることが感じられると有難いですね。
起業家の方とのコミュニケーションの中から、そうした要素を垣間見ることができるととても嬉しいです。
今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
このご時世、一昔前とは比べものにならないくらい変化が早いですよね。この目まぐるしい世の中の変化の早さは不可逆で、さらに加速すると思っています。
そして、その変化を主導し、まだ見ぬ未来を切り開くのがスタートアップだと思います。起業家の皆様が力強く歩んでいけるよう、陰に日向にサポートさせていただきたく考えておりますので、よろしくお願いいたします。
私自身も、日本とは様々な面で勝手が異なる新興国でVCというチャレンジに取り組み、日本と東南アジアの架け橋になるべく日々悪戦苦闘しております。他の方とは異なる知見が出せる部分もあろうかと思いますので、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。また、ともに切磋琢磨していければと思います!
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