「何かあったときに、起業家に第一想起される人でありたい」MTG Ventures 中田千尋さん

2023-11-08

  • インタビュー

何かあったときに、起業家に第一想起される人でありたい

MTG Ventures 中田千尋さん

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Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はMTG Venturesの中田千尋さんにお話を聞きました。

中田千尋
大阪府生まれ。京都大学医学部人間健康科学科卒。2018年、PwCコンサルティング合同会社入社。ヘルスケア業界を中心にコンサルティング業務に従事。プロジェクト領域は全社横断の大規模なシステム導入・チェンジマネジメントから新規事業立案まで多岐にわたる。2023年よりMTG Venturesへ参画。

投資条件や投資実績がわかる!中田千尋さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)

まずは、中田さんについて教えてください!

MTG Venturesでキャピタリストをしている中田と申します。2023年の2月に入社し、投資に係る業務全般を担当しています。MTG VenturesはRefaやSixpadを販売している株式会社MTGのCVCという位置づけですが、去年から外部LPで構成された、全国のシードステージのスタートアップへ投資を行うファンドも運用しており、独立系VCとしての側面も持ち合わせています。

オフィスは愛知県名古屋市にあり、地域に根差したCVC/VCとして、一般的な投資業務に加えて、「地域でのエコシステム形成」に関する活動にも積極的に取り組んでいます。直近では弊社代表藤田の故郷である秋田県で、首都圏・中部・関西を中心に全国から投資家・起業家・学生を60名ほどお呼びして、イノベーションの兆しがある複数の拠点を視察いただく「スタートアップツアー」を開催しました。

中田さんが投資家になったきっかけは何ですか?

大学では終末期がん患者のメンタルケアを専攻していたこともあり、元々ヘルスケア業界には関心がありました。ただ、仕事として「この事業をやりたい」という思いが薄く、第三者の立場で業界の支援ができ、優秀な人と働けそうだという理由で、新卒ではコンサルティングファームのPwCに入社しました。

PwCでは約5年間、ヘルスケア業界を中心にさまざまなテーマで企業支援に取り組みました。そうした中で、業界への新規参入や業界内での新規事業立案など「新しいことへの挑戦を応援する」活動をより深めたいと考え、縁あってMTG Venturesへ転職し、現在に至ります。

現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか? 

CVCファンドでは人々の健康・美に貢献するVITAL LIFE領域へ投資を行っており、約40社の投資先のうち、半分程度がウェルネス・ヘルスケア領域となっています。シードファンドでは日本全国の課題を解決するスタートアップへ投資を行っており、領域の縛りはありません。そのため、約20社の投資先領域はSaaSから農業、ドローン、医療機器など様々です。

会社としてはこうした位置づけですが、私自身は一貫してヘルスケア業界への関心が高いです。世界トップのスピードで少子高齢化が進む状況下において、世界へ勝負できる数少ない領域だと思っています。昨今、大学発ベンチャーへの熱が高まっていますが、専門性の高いヘルスケア領域は大学シーズから産まれることから、私も非常に注目しています。

投資先との距離感は起業家のタイプや会社の状況に応じて異なるのですが、「何かあったときに、起業家に第一想起される人でありたい」という思いで、定例や日々のやりとりに向き合っています。私はまだ経験も浅く、できることは少ないですが、例えば、紹介や期限つきのアクションなど、約束したことは大小に関わらずきっちり守るようにしています。小さい信頼の積み重ねが、有事の際に頼ってもらえる関係性の構築に繋がると考えています。

魅力を感じる事業や起業家はどのような人ですか?

ソフト面は「メンタルが強い人たらし」ですね。特にシードステージの投資はサービスやプロダクトがまだ何もないため、人を評価する部分が大きいです。ハードシングスを乗り越える胆力、また、自分に足りない要素を持った素晴らしいメンバーに信じられ、チームに入ってもらえる人望は非常に大切だと思います。

ハード面は、起業内容に関わる経験があり、高い解像度で課題を語れる人に魅力を感じます。生々しい体験から課題を構造化・昇華させられることは、足元の事業のみならず、長期的に会社の行く先を描くうえでも必要な要素だと考えます。

今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!

この業界に来て日は浅いですが、スタートアップを応援する仕組みは日々整いつつあると感じます。それでも、さまざまな不確実要素がある中で、覚悟と熱量を抱き、果敢にチャレンジをする起業家には、敬意を表します。そして我々は、そんな起業家に選んでもらえるよう、投資をはじめとした様々な活動を通じ、CVC/VCとしての価値を創出して参ります!

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