
2024-04-17
インタビュー
トレンドに流され過ぎず、自分の意思を貫いてほしい
ジェネシア・ベンチャーズ 黒崎直樹さん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回はジェネシア・ベンチャーズの黒崎直樹さんにお話を聞きました。
黒崎直樹
2011年4月に富士通株式会社に入社。約3年間大手通信キャリアに向けた基幹系システムや入退室管理ソリューションのエンプラ営業に従事。
2014年9月にSansan株式会社に入社。アーリーステージのタイミングで同社に参画し、社員数が数十名から1200名超になる急成長フェーズに7年間在籍。営業やカスタマーサクセス等のフロント部隊の組織設計、採用及び評価設計、マネジメント業務に従事。2019年にIPOを経験。
2021年10月に同社を退職後、海外MBAを経て2023年4月、株式会社ジェネシア・ベンチャーズに参画。慶應義塾大学/法学部政治学科卒。HEC Paris MBA。投資条件や投資実績がわかる!黒崎直樹さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)
まずは、黒崎さんについて教えてください!
独立系シードVC、ジェネシア・ベンチャーズの黒崎直樹です!
出身は神奈川県藤沢市です。まさに湘南爆走族やGTOの世界観で、夜中になると自宅近くの幹線道路を定期的にバイク集団が爆音で通り過ぎるシーンを横目に、生きる力と人をよく見る目を養いました。
趣味は運動で、中でも筋トレは15年くらい細々と続けています。土日は子供と遊んでいるか、どこかで飲んでおります。元々美味い飯と酒で人生が成立していましたが、ヨーロッパに留学した影響でワインやウイスキーにもハマるようになってしまいました(笑)
経歴としては、2011年4月に富士通株式会社に入社し、約3年間大手通信キャリアに向けた基幹系システムや入退室管理ソリューションのエンプラ営業に従事していました。
20代の内に成長スピードを上げたいと思い転職を決意し、2014年9月にSansan株式会社に入社しました。スタートアップを選んだのは「情熱を持ってチームで物事を成し遂げること」と「将来的にVCキャリアに繋がる可能性があること」の2点が理由でした。
社員数が数十名から1,200名超になる急成長フェーズに、7年間在籍しました。前半3年間は営業・CSの担当者として、数値目標を追い求めて顧客に向き合う毎日を過ごしました。後半4年間は主に部門全体に関わる仕事として、フロント部隊の組織設計や採用及び評価設計、マネジメント業務に従事し、2019年にIPOを経験しました。
2021年10月に同社を退職後、海外MBAを経て2023年4月、株式会社ジェネシア・ベンチャーズに参画しました。
黒崎さんが投資家になったきっかけは何ですか?
大学4年時のアメリカ留学がきっかけです。
留学先の大学院に在籍していた日本人在校生が帰国後に起業されていく様に刺激を受け、社会人になって起業関連の本を読み漁っていたのですが、その中で『起業家を支える起業家』としてのベンチャーキャピタリストの存在を知りました。
これは中々面白そうだなと思いつつ、当時は求人が少なかったこともあり「一度スタートアップの現場を体験してみてから考えるか」と思い、アーリーステージだったSansanに文字通り飛び込んでいきました。入社してからは想像以上のスピードとレベル感に圧倒され、キャピタリストになるという未来など考える余裕はありませんでしたね。
入社して5年が経過しSansanが上場したタイミングでキャリアを再考した際「新しい価値で社会にダイナミズムを与えていくスタートアップの世界に居続けたい」と改めて思い、投資の世界に足を踏み入れました。
現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
特定テーマに絞ってはおらず幅広く投資検討しています。強いて言えばソフトウェアに関わってきた時間が長いので、SaaSやエンタープライズITの領域の関心が高いです。
SaaSはこの10年ですっかり民主化した感がありますが、建設や土木、士業、一次産業等々のソフトウェア普及の余地が残っている業界は依然多いです。既存プレイヤーが構築してきた旧来型のシステムやパッケージ製品も、アップデートしていく流れがこの10年で広がっていくと読んでいます。
「多くの人々が最新テクノロジーの恩恵を受けられる社会」にするための投資をしたいと考えています。
投資先との関わり方はハンズイフです。あまり具体的なアジェンダに踏み込み過ぎず、コーチング的なコミュニケーションに留まることもあれば、Sansan時代に養った組織創りやGTM設計の知見を活かしてハンズオンで関わることもあります。
魅力を感じる事業や起業家はどのような人ですか?
良い意味で流行に流され過ぎずに、自分の意志・意見を貫ける人です。
Sansanはユニコーンになりましたが、マクロな時代の流れを読んで事業内容を決めたというより、代表である寺田さんの三井物産時代の業務の現場感から事業アイディアが生まれています。
事業が今のレベルに至ったのは、SaaSブームが後押しになった側面がある一方で、私見ですが「自分達が成し遂げたい世界観」を信じ、顧客に向き合い、プロダクトやGTMの品質を磨き続けた努力の賜物なんじゃないかと捉えています。
トレンドを意識しつつも、仕事や人生を通じて感じてきた価値観や足裏感覚を大切にして、自分が信じる「あるべき姿」を描く起業家はとても魅力的だと感じます。
今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
今は、AIの台頭や市況環境の不透明さなど中々先が読みづらい地合いになっていますが、その中でもリスクテイクをしてチャレンジしている起業家の皆様にお力添え出来ればと思っています。
ジェネシア・ベンチャーズはToB分野に限らず、ToCやヘルスケア、Deeptechなど幅広い分野の投資が可能なシードVCです。大きなテーマに挑戦したい方、是非お気軽にご連絡下さい。よろしくお願いします!
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